まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2008年10月09日(木) これってどうよ、いいのかなぁ…ここにあって?

道ばたには、相当いろいろなものがあるが、
ときとして、



「ふぅーむ…
 これってどうよ?
 これでいいのか…」




なんて、
しみじみ思ってしまうものもある。
今日は、先頃感じたそんなものだ。





それは、これだ。









そう、
檻の中に入った、
堂々たる石だ。
もちろん、これは、
ただの石ではない。
知る人ぞ知る…
由緒ある石なのだ。





もっと、
近づいてみると、
ほら、これだ。








「島崎藤村」に関係した石で
あることがわかる。
(読めますか?)
そして、この石のすぐ側に、
こんな説明看板が設置されている。








「島崎藤村旧居跡」である。
そして、この場所で、長編社会小説、
「破壊」を完成させ、作家としての
名声を不動のものにしたのだ。




それが、なんぼのものであるかは、
私などには、よく価値がわからないが、
ともかく…
とても、由緒ある場所だし、
由緒ある石なのである。




が、
しかし…
問題は…
場所だ。





気の毒なことだが、
こんな状態になっているのだ…









この写真を撮るのだって、
「あ、何かあるっ」 
と、発見してから、
自転車をどけたり、
回りのゴミをどけたりして、
やっと撮ったのだった…




現状を再度みてみよう…
ほら、こんな状態だ。









ね、すっかり、
埋もれている…
気の毒だ…
ここに、かの
島崎藤村さんの石があって、
いいのだろうか?




恐らく…
この辺りの人は、
ほとんど、
この石に気が付かないと思う。
気づくのは、新宿区がだしている、
「名所巡り」のパンフレットなどを
持ちながら、
新宿区を探索する人ばかりだと思う。
もちろん、それでもいい。
しかし…
こんな状態になっていては…



「ここにあっていいのぉ?
 旧居跡といっても…」




などと、どうしても、
思ってしまうのだった。

その後、この前を通るたびに見るのだが、
いつも自転車がいっぱいに
とまっている。
なんだかね…



というわけで、
あればいいってものではないと思うな、
なんて思ったのでした。


 




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