このところ、夕方頃になると、ネコさんたちが、 ぶらぶらと散歩しているのによく出会う。 暑さを少しよけて、夕方頃になると、 出てくるのだと思う。
もちろん、散歩しているネコさんばかりでなく、 うたた寝しているネコさんにも出会う。 今日は、そんなネコさんたちの紹介だ。
まずは、このネコたちの出会いだ。
最初にこのネコを見つけた。
「こんにちは、 にゃおにゃお」
などと、いつものように、 人間語とネコ語で挨拶をして、 器量のいいネコだったので、 しばらく距離を置いて見ていた。
どんなに声をかけてもこちらには よってこなかったので…
仮にこのネコを、 チッチとしよう。
すると、どこからともなく、 違うネコが登場してきたのだ。 どうやら私の存在を気にしているようで、 私を見ながらの登場だった。
「あらら、これまた、 こんにちは、 にゃおにゃお」
などと声をかけるが、 警戒されたままだった。 わりと、しっかりしたネコって 感じで、堂々としていた。
仮にこのネコを サリーとしよう。
どうやら、2匹はこの場所で、 待ち合わせをしていたようだった。 チッチは、かしこまって待ち、 サリーは、堂々と出てきたって感じだ。 (もちろん、たぶんだ)
仲良しさんなのかもね…
なんて、私は思い、 この2匹のデートの模様を見ようと、 カメラを構え、見続けた。
すると、ある程度の距離が 近づいたところで、 チッチがいきなり戦闘態勢のような 格好になった。
あ、チッチが 急に怒り始めたぞ。
「あんたっ、 今まで なにやってたのよっ」 「いや、そのぉ…」
って感じだ。 サリーもややその剣幕に押されて、 引き気味になっていた。 私は、
そうだそうだ、 遅かったぞ、 チッチはずっと 待っていたぞ!
などと思って2匹を見ていた。 しゃがみ込んで。 2匹はしばらく見合っていた。
するとサリーは、 ゆっくりと時間をかけながら、 おそるおそる再びチッチに近づいていった。 チッチは、サリーを許すか? なんて思ってさらに見ていたら…
サリーが、ネコの顔一つ分まで チッチに近づいた瞬間、
あっ…
チッチがものすごい勢いで、 サリーを避けるかのように逃げ出したのだ。 そして、すごい勢いで角を曲がって 行ってしまったのだ。 すると、あわててサリーも駆け出し、 チッチを追いかけて行った。
どうやら、サリーは 許してもらえないようだ…
ともかく、2匹は、 いきなり私の視界から消えてしまった。 この後のなりゆきを楽しみに 待っていた私の残して…
「あーあ、 行っちゃったよ〜」
私は、がっくりときて、 その後、しばらく待ってみたが、 この2匹がこの待ち合わせ場所に 戻って来ることはなかった…
残念! どうなったなかぁ… あの2匹
そんな2匹でいるネコもいれば、 次に出会ったのは、 こんなふうに1人涼みながら、 のんびりとしているネコもいた。
「あ、真っ黒だから、 分からなかったよ。 こんにちは、にゃおにゃお」
と、私はまた挨拶をした。 もちろん、このネコも、うんともすんとも言わず、 私のことをただ見つめるばかりだった。 その目は、あきらかに、
「あんた、なにもの?」
と、言っていた。 ほらね。
あやしいものじゃないのにね… 私は、このネコの1人の時間を じゃましないように、静かに去ることにした。
バイバイ、またね。
さて、最後は、 まだ小さなこのネコだ。
子ネコと大人ネコの中間って感じだ。 道路の上を、駆け回り、かわいかった。 そして、とても素早かった。 これは、疲れて一休みしているところ。
なんとか、近づけないかと 思って、いろいろと話かけてみたけど、 全然聞く耳持たないって感じだった。
今は、そんなことより、 遊びでいっぱいって感じだった。
ちっ 残念! さわってみたかったな、 ちっちゃなネコに…
というわけで、街角で最近 出会ったかわいい ネコさんたちでした。 平和な一日でした…
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