まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2008年03月25日(火) 立派な石と道ばたの石

比較することは嫌いだが、
ついつい比較してしまうものである。
あまりに、違うと、どうしても…ね。
今日は、そんな比較してしまった、石たちの紹介だ。



まずは、こちらの石だ。
ほら、大きくて立派だ。



しかも、丸の内の一流ビルにあり、
堂々としている。
石というよりは、モニュメントだね。
ほら、これだ。






この写真だと、大きさがわかりにくいが、
おそらく高さが2メートルくらいで、
横幅はもっとあると思う。
人がすっぽりと包まれるような感じだ。
横から見てみるとこんなだ。






「ほぉ、前から見ると、
 でっかいけど、横からみると、
 まとまっているね〜」



などと言いつつ、
この石をぺたぺたと叩いてみてが、
かなりどっしりがっしりしていて、
ひんやりとして、白くて、丸っこくて、
すべすべでさわり心地がよかった。

すごい石だと思ったので、
家に帰ってきて調べてみたら、
やっぱり、ただ者の石ではなかった。


なんと、
有名な石の彫刻家の作品だ
というのだ。

私は、全然知らなかったが、
これを作ったのは、
世界的に有名な、




「安田侃(かん)さん」
そしてこの作品は、
「天空」
というのだ。
(カッラーラ産白大理石) 
 



カッラーラがどこか知らないし、
この大理石がどれほどのものであるかはわからないが、
なにやら、すごいものであることは確かだ。
大理石には、人を浄化する作用もあるという
話を聞いたことがあるので、この石は、
このビルを浄化しているのかもしれないね。

しかも、「天空」だ。
だから、すっぽりと覆われるような感じがしたんだね。

さらに、六本木のミッドタウンにも
同じ方の作品があるそうだ。
(そちらは「意心帰」というタイトルだそうだ)
そんな有名な方が作った作品が
丸の内の中心部におかれているのだ。



やっぱり丸の内ってすごいね、
石だってただ者じゃないね〜




などと、思いながら、てくてくと
丸の内から家まで歩いて帰ってきたが、
その道道のくねくね道に入ったら、
こんな石もみつけた。






「ややっ、今度は黄色の石だ、
 でも丸の内の石とは違うね〜」



などと、つい比較してしまった。
だって、ちっこくて、欠けていて、
色を塗られ、あちこちぼろぼろだったのだ。
どうなっているのか、今度は、
足でつんつんしてみたら、がさがさしていて、
しっかりとコンクリートで固められていた。






「ふぅーん、
 でもこうされているということは、
 何か役目があるんだね。
 黄色だから目立つことが必要なことだね」



それが、どんな役目なのかは
私にはわからなかったけど、
このお疲れ方を見ると、たぶん、
今なお現役で役目を果たしているではないか、
そう思ったのだった。






石だって見た目じゃないね、
これだってちゃんと
役だっているんだもん。
そう思ったのだった。



そして、
人に何かを感じさせる立派な飾り石もあれば、
道ばたでひたすら役立っている石もある、
石もいろいろだね…
なんて思ったのでした。






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