2007年01月18日(木) |
今ひとつ足りない、道ばたの親切 |
今日は、道ばたで出合った、 小さな親切?シリーズ(勝手にそう名付けた) の第2回目の話です。 道ばたには、小さな親切?が いっぱい落ちているのだ。
さて、まずは、こんな親切から。
ウォーキングをしていたら、 歩道の植え込みの植木の1本に、なにやら 小さなカードがぶら下がっているのが見えた。
「おやっ?なんの札だろう?」
近づいてみると…
「これは区のものです」 などと、書かれていた。
「これは区のものです」? だから、何だ? 「だから何だ」ということまで、 ハッキリと書き示して欲しい。 でないと、気になる。
区のものだから、 エライのか、大切にしろというのか、 じゃ、区のものじゃない植木たちは、 大切にしなくていいのか…エラくないのか。 都のものならどうなんだ? もっとも、どれが区のもので、 どれが区のものでないか、わからないが… 植木のエラさもよくわからないが…
などと… ついどうでもいい、余計なことを考えてしまう。 だから、困る。 ハッキリ書き示してほしい。
たぶん、この辺りの人が、 何か、私などには、はかり知れないワケがあって、 親切心で、このような達筆で書いて ぶら下げておいたのだと思う。
しかし、残念だが… 親切度50点というところだ。 あと、もうひとつ訴える何かが足りない。 ハッキリと意味がわからない謎が残る。 おしい親切であった。
さて、次はこれですかね。
歩道の掃除を自発的にしてくれるのは、 とても、ありがたい。
しかし… しかし…
これでは、はっきりいって、 頼られている木が気の毒な気がする。
包帯を巻いている木に、 こんな風に、掃除用具類、 ほうき、ちりとり、ゴミ袋、枝切り… 取り付けていいものか? しかも、なぜか傘まで… 雨の日の掃除用か?
うーん、 これは、いかんね。
もう少し、掃除道具の扱いを考えてほしい… 誰かが考えた上、やってるのだろうけど。
歩道の掃除をしてくるのは、嬉しいけど、 なんだかね…だね。 掃除用具は、木に巻き付けず、 どこかにしまうところを確保して欲しいね。 親切度45点…だな。
さて、次は、これね。
子どもが落としていった手袋… こんなふうに駐車場前にぶら下がっていた。
これは、たぶんこれ以上しようがない 足りてる、親切ですね。 親切度100点 かわいい持ち主がみつかるといいね。
そうそう、なくしものと言えば…
実は、先日、 私もお気に入りのマフラーをなくしたのだ。 黄緑色のカシミアのマフラーだったので、 かなりショックで、どこでなくしたのか、 あれこれと考えてみた。 どこまで、あのマフラーをしていたか、 どこで、落とすかなくす可能性があるか…
そして、思い出した!
そうだ、ストレッチをした公園だ。 あの公園で暑くなったので、マフラーをとり、 そして、公園のどこかに置いたのだ。 そして、そのまま忘れたのだ! (私は忘れ物名人なのだ)
そうだ、あの公園だ!
しかし、マフラーをなくしたのは前の日で、 マフラーがないことに気が付いたのは、次の日で、 探しに行ってみようと思ったのはその夜だったので、 もう捨てられているか、 誰かに持っていかれていると諦めていた。
しかし、一応行ってみようと、思い、 夜の公園に行ってみた。 公園はもう薄暗かったが、ゴミ箱の中を 棒でぐりぐりとかき回して調べてみたり、 ベンチを付近を一つ一つ確認してみたりした。
しかし、マフラーはなかった。
諦めて、帰ろうとして、最後に、 公園の乗り物や遊ぶところを見回ってみると、 これが目に飛び込んできた。
あっ、マフラーだっ
こんなふうに、置かれてあったのだ、 私のカシミヤのマフラーが…
誰かが、親切にかけてくれたのだ。 うっ、嬉しい…、ありがたい! よかった、よかった、うふふ。
私は、周りに誰もいないことを確認して、 マフラーをはずして持ち帰った。 さっそく、クリーニングに出して、 今はまた使っている。
ありがたい、この親切は… 110点あげちゃうぞ。
そんなわけで、今ひとつ足りない親切と、 ありがたい親切でした。
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