まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年12月25日(月) 「リンゴ」の行方 その1

さて…今日は、
ちょっと意外な方に向かってしまった
プレゼントについて書きたいと思います。


実は、今年わが家はたくさんリンゴを頂いた。
とても、ありがたいことである。
しかし、とても食べきれる量ではなかったので、
友人や知り合いに、食べてもらったりもした。

大きくて、つやつやでおいしいリンゴたち。
なんとなく撮ってみた。






しかし、それでもまだ多くあったので、
ウォーキングに行くときに、いつも3つほど、
リンゴを持ち、ウォーキングの途中で出合う
路上生活者の方に、一個ずつ渡したりしていた。
みんな、嬉しそうに受けとってくれて嬉しかった。

一応、何か手渡す理由が欲しかったので、
「クリスマスプレゼント」という名目にしてね。


まぁ、そんなことをしていたのだが、
今日はそのクリスマスプレゼント名目の、
「リンゴ」の行方について書きたいのである。



今日、25日は、クリスマスだし、
「そうだ、今日は、せっかくリンゴあげるなら、
 あの「100円、くれない?」のおばさんに
 持って行ってあげよう」
と思いたったのだ。


夏におばさんを見かけてから、
何度か通ってみたが、会うことがなかったので、
気にもなっていたしね。

(「100円、くれない?」と声をかけてくる、
 路上生活者のおばさんについての詳細はこちらから↓)
 「100円、くれない?おばさん」


そこで、今日は、かわいい袋にリンゴを
2個ほど入れて、おばさんがいつもいる辺りの、
四谷、青山方面にいそいそと向かった。


今日は会えるかな?
会えるといいなと思って。



そして、会えたら、いつもは
100円しか渡さないけど、今日は、
クリスマスだから500円渡そうなどと思っていた。
あたたかいものでも、食べてもらおうと思って。


てくてく


元気に歩いて、四谷近辺をきょろきょろし、
いなかったので、今度は、
青山外苑あたりのいちょう並木道あたりを
探してみることにした。



すると…

こんな風景が目に飛び込んできた。




あらら、大変だぁ。
いちょうの葉っぱの掃除をしているんだ。
すごい量だから、大変だなぁ…
私はそう思って、この掃除をしている
おじさんに、
「ご苦労さまです、大変ですね」
と声をかけた。





おじさんは、顔をあげて、

「うん、こんなにいっぱいあるからね。
 お正月前までにはキレイにしないと
 いけないからね」


と教えてくれた。

この辺りは、お正月には多くの人が
お詣りや、スポーツの観戦で、
集まってくるので、キレイにしておかないと
いけないと言うことだった。

話をしてくれそうだったので、
私はさらに話をしてみることにした。
おじさんは、せっせと掃除をしながら、
ぼそぼそと話をしてくれた。





「このいちょうの葉っぱは、肥料になるの?」
「いや、この葉っぱはかなり油っぽいから
 肥料にはならないと言うことですよ」
「じゃ、どこに捨てるんですか?」
「今どきは、燃やすこともできないから、
 一カ所に集めているんだよ、この近所の、
 ある場所にね」



どうやら、このいちょうの葉っぱは、
どっかに一カ所に集められ、
ゴミ処理されると言うことだった。

「こんなにたくさんあるとかなりかかりますね」
「うん、毎日残業して、休みも取らずにやってるけどね。
 もっともこれが仕事だからね、やらないとね」

ということで、おじさんは、
黙々といちょうの枯れ葉をかき集めていた。

いちょうは、この並木道だけでなくて、
神宮周辺にはかなりあるので、膨大な量の
葉っぱになるだろうと思う。


ほらね、
こんなすごい量がすぐに集まるの。
あっ、という間。






私はすごい量に驚きながら、
あ、そうそう、私は100円くれないおばさんに
リンゴを渡しに来たんだと、思いだし、
掃除のおじさんに、お礼を言い、
この場を去ることにした。


おばさんを探さないとね。 


あ、でも、このおじさんに聞けば、
あのおばさんの居場所がわかるかもしれないと、
ふと思い、おじさんに聞いてみることにした。



「あのね、この辺りに、路上生活者のおばさんが
 いるでしょう?」
「ああ、いるよ、若い人から何人かね」
「え、そんなにいるの?」
「いるよ、若い人から年取った女の人まで」
「えーー、若い人もいるの?」
「うん、まだ30代の女の人もいるよ。」


ひぇ〜そんな若い女性もいるんだ…
私は、初めて、そんな若い人もいることを知った。
びっくりした。


でも、今日は、そのことより、
100円おばさんのことを聞かなくちゃ。
ということで、100円おばさんのことを
聞いてみることにした。

そして、私は、100円おばさんの
意外なことを知ることになったのだった。



「あのね、いつも100円くれない?って
 おばさんがいるでしょう?」
「ああ、いるよ、いつも100円貸してって
 いうおばさんね。
 あの、おばさんは、とんでもないんだよ」



おじさんは、怒ったようにこう言ったのだ。


えっ、
あのおばさんはとんでもないの?
とんでもないおばさんだったの?
私は、とてもビックリした。 

どうやら、おじさんは、
かなり怒っているようだった。
何があったのか、
あのおばさんの何がとんでもないのか…

この話の続きは、明日書きますね。





■コメントが書ける「ぼちぼち日記」はこちら


 気軽にコメントが入れていただけます。 →「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→  「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。

 「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
  コンパクトで、読みやすい構成にしています。
  →「購読申込み」


 < 過去  INDEX  未来 >


まゆ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加





《旅に行きたいですね〜》