まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年07月09日(日) 何かを語りたい店…その2

さて、昨日からの続きである。


いろいろな店はある。
そして、いろいろな店があってもちろんいい。
その方が楽しいしね。


てなわけで、今日もそんな店を紹介。
この店はどうでしょう…





店先いっぱいPOPだらけである。
見事に…ね。
店の窓いっぱいに、ともかくいろいろなことが
いろいろな大きさの紙に書いてある。

(紙だけではないが)


何の店かというと、
薬…それも漢方薬系の店であるようだ。
たぶん、だと思う。

ともかく、道を歩いていても、
ものすごく目立っていた店だった。
ただ、目立っているからといって、
入るかどうかは、また違う気がするが、
この店のスタイルは、これなのである。


さて、この店の入り口付近には、
こんなものがで〜んと貼ってある。







「笑ってポックリ死ぬには
 健康であらねば」



どうやら、で、は後から
書き足したようだが…
そんなことは、大したことではない。
そんな些細なことはどうでもいいことである。

大事なことは、
「笑ってポックリ死ぬには
 健康であらねば」
である。


うーん、そうであるような、
そうでなくてもいいような…
なんだか…
入り口で、いきなり、
こう言われてもな…



ともかくリアクションに困る
入り口の大胆POPであった。


次は、これである。
これは、店の前に紙でなく、
ちゃんとした看板として作ってあるものである。


こう書いてある。





「お母さん
 いつまでも元気でいてください。
 私はちゃんと元気です」



である。
立派な看板である。
夜は、ライトがつくかもしれない。
字体もそれなりに考えてある。
誰かのことばであるようだが…


もちろん、
お母さんが元気なのは幸いである。
いつまでも元気でいてほしい。
自分も元気なのは幸いである。
自分も元気でいたい。
でも、だからと言って、
こう言われてもなぁ…



私などには、ピンとこないが、
他の人には、
「あの看板、いいわね、
 あの看板を見るだけで、元気になるわ」
だの、
「ホント、その通りよね、全くね」
などと、ほめたりするのだろうか。


ともかく、私には…、
深すぎてちょっと理解不能だった。



この立派なお母さん看板の前に、
手書きで書かれているPOPには、
こう書いてある。


「万病に効く半身浴
 肛門しめ運動」



ほぉ〜
なるほど…万病にね、
意味が通じないけど…肛門しめ運動ね。
なるほど…
どんなしめ運動なんだろう…




ここまで考えて、
私はふと思った。


そうだ!


きっと、この店先の意味深いPOPが
お客さんの興味を引くのだ…
このPOPの意味を聞くために、
店に入って、店主にこう聞いたりするのだ。
全く、たぶんだが…


お客「ところで、お母さんは元気でいるの?」
店主「元気ですよ、83歳だけど。
   私がすすめる○○を飲んでいるのでね。
   これを飲んでいると全然疲れが次の日に
   残らないといって、畑に元気にでてますよ。
   肌もつやつやでね…
   私も元気だしね…わはは」
お客「まぁ、なんていう薬?」


とか、


お客「ねぇ、半身浴っていいの?
   肛門しめ運動とどう関係があるの?」
店主「半身浴はね、万病に効くんですよ。
   その時、△△を入れると、腰痛や膝にも
   いいんですよ。
   そして、お風呂の中で肛門しめ運動をやると、
   若返るんですよ、お尻がね。わはは。
   それでもダメだったら、□□を飲むといいですよ」


とかね。


私は、こう理解した…
この店の店主は、たぶん…


「元気でいるには、気持ちが大事で、
 生きている間は、お母さんを大事にしよう。
 でも、元気でいるにはいい薬を飲むといい。
 何か聞きたいことがあったら、なんでも、
 人生のこと〜漢方の事まで聞いてほしい」



なんて思っているのではないかと。
とても親切で、何かを語りたい店主とみた。
店主の気持ちは勝手に理解してみた。


で、私がこの店に入るか…

うーん、入らないと思う。
ごめん。


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