今日は、とっても変な天気だった。 午前中は曇っていたが、だんだん晴れてきて、 午後には、とってもいい天気になった。 太陽がさんさんと輝き、空も青いし、 「久しぶりにいい天気!」 と喜んで、植木の世話をしたりした。
その後、午後2時頃に、 いつものウォーキングに行こうと思ったが、 あまりの日の強さに、紫外線をあびるとシミになる… と、夕方に行くことに変更し、この時間は、 本を持って、ファミレスに行くことにした。
この頃仕事が忙しくて、なかなか本を読めないでいた。 で、3冊ほど本を持ってファミレスに出かけた。 ファミレスで、4時30分まで本を読もう、 その後、ウォーキングに行こうと決めた。
ファミレスで、コーヒーゼリーと ドリンクバーを頼み、本を読み始める。 集中出来るので、ファミレスはやっぱりいいなと、 思いながら本を読んでいると… いきなり、雲行きがあやしくなってきて、 カミナリがピカッピカッとしてきた。
ありゃりゃ、雨が降るのかな…と 思っていると、いきなり雨が降ってきた。 結構強い雨だったが、 しばらくすると、いきなり止んだ。
私は、まだ4時30分まで時間が あったので、本を読み続けていたが、 その間も降ったり、止んだりしていた。
さて、そろそろ出るかと思って 外を見ると、ちょうど小ぶりになっていた。 今だな、と思って精算をすると、 ファミレスの店長が、 「傘ありますか?持っていなければ、貸しますよ」 と言ってくれた。 ありがたい。
私は、このファミレス、 すっかりおなじみさんなのであった。 でも、家は近いし、小ぶりだから大丈夫だろうと思い、 「たぶん、大丈夫です。ありがとうございます」 とお礼を言って、外に出て歩き始めた。
すると…
いきなり、 強い雨が降り出してきたのだ。
あちゃ、 いきなり強くなっちゃったよ、 家に着くまで待ってよ。
と雨に、頼んでみたが、 雨はどんどん強くなって、 土砂降り状態になってしまった。
私は、カバンを抱えて走り始めた。 久しぶりに思い切り走って、 はぁはぁと息も絶え絶えに、 家に着いたが、全身びっしょり… この短い間に。
まったく、もう、 もうちょっと待ってくれればいいのに、 この雨、なんだよっ、 と雨に怒りをぶつけた。
そして、家に入ると…
再びの、あちゃ…
窓を開けて出かけたので、 (だって、さっきまでとってもいい天気だったもん) その窓から、雨が吹き込んですごい状態になっていた。
しまったぁ… なんと、私は気前よく3カ所も開けて出かけたのだ。 そして、その3カ所ともに、雨が降り込み、 床が雨だらけになっていた。
あーあ、 やられた! ちっ…
こんなに大胆に雨が降り込んでいるのは、 久しぶりである。 大あわてで床を拭く。
まったく…なんてこったい。 私は、また雨に怒りをぶつけた。 出かけるときは、とっても晴れてたじゃんよっ。
ぶつぶつ言いながら、床を拭いている最中も、 ものすごい雨とカミナリである。
空を見上げると、 どんよりと曇っている。 雨は止みそうにもない。
夕方、ウォーキングに行こうと張り切っていたので、 私にはとてもショックである。 しかし、この頃、忙しくて、 ゆっくりと歩けなかったので、 なんとしても、今日は歩きたい。
こんな気まぐれな雨になんか負けないぞなどと、思い、 雨が降っていてもウォーキングしようと決意した。 よっし、行こう。 雨が降っていても行こう。
私はそう決めて、 先日、買ったばかりの100円ショップのカッパを着て、 出かけようとすると、今度は天気になってきた。 もちろん、雨も小降りになってきた。
これは…晴れてくるのかな? しかし、太陽が出て明るくなっているのに、 雨はだらだらと降っている。 でも、晴れそうな空模様… 雨も小降りになってきたし… こんな状態。
これは、もしかしたら、途中で晴れるかもしれない。 すると、傘を持っていくと邪魔になる。
私は、空を見上げて、しばし考えた。 そして…
「そうだっ!破れた傘がある。 あれを持っていけば、もし途中で晴れたら、 どっかに捨ててくればいい」とヒラメキ、 傘のつなぎ目の一部が破れていた傘を持つことにした。 この傘なら、天気になったら捨てればいいしね。
我ながらのいい考えに、私は相当満足し、 いつもの万歩計をつけ、100円ショップのカッパを着て、 破れた傘を持って、元気に出かけることにした。
しばらく歩いていると、 思った通り天気になってきた。 やっぱり傘はいらなかったな…
と、思っていたら、 いきなり、雲行きがあやしくなり、 また雨が降り出して来た。 雨はどんどん強くなってきて、 カミナリもすごくなってきた。
本当に読めない天気である。 全く、私のことを考えてくれない雨である。
なんだ、この変わりやすい天気は? 今年は五月晴れなんて、あまり見てないぞ、 まだ、梅雨じゃないぞ、 と、また、雨に文句を言った。
そうこうしているうちに、 雨は土砂降りに…
あーあ、破れた傘、持ってきちゃったよ… もちろん、その破れたところから雨が降ってくる。 カッパを着てはいるが、顔にかかる。 傘の破れを後ろに回し、なんとか雨をしのぐ。
私は、今日の天気に翻弄され続けた。 全く頭に来る天気である。
しかし、途中で戻るのもしゃくだったので、 雨の中、負けずに歩き続けた。
途中で、スーパーマーケットに入ったら、 夕方の時間なのに、店はがらがら… レジなんて誰も並んでいない。 いつもはいっぱいなのに…
でも、この店は、雨の日は、 雨の日セールをしている。 今日ももちろんしていた。
私は、まだ買わなくて大丈夫だったが、 雨の日セールで安くなっていた マヨネーズとケチャップなどを買う。 せっかく雨の日に来たからね。
レジで、お姉さんに話しかけた。 「今日はとっても空いてますね…」 「はい、この雨ですからね(笑) きっと、雨が上がったら、相当混むと思います」 「雨が上がると混んでくるの?」 「雨が上がると、一瞬のうちに混んできますよ。 きっと、みなさん、雨の状態を 見ているんだと思います」
みんな、雨の様子をうかがっているのだ。 しかし、今日の雨の状態は読めまい。 きっと、みんなも翻弄されているのだ。
そんな雨に、また文句をいい、 雨の日セールで買ったものですっかり重くなった、 荷物をぶら下げながら、 破れた傘をさして、 雨の中、とぼとぼと帰ってきたのでした。
そして、こんな気まぐれな雨のときには、 破れた傘は、持って出ちゃいかんな、 と思ったのでした。
明日は、どうやら五月晴れらしい。 期待しよう。
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