さて、今日は、
誰もプレゼントをくれる人がいないので、
自分でプレゼントを買いに行こうと決意する。
と言っても、ブックオフに本を買いに
行くだけだけど…ね。
「自分へのプレゼント」と思うと
何となく楽しくなる。

ふっふ、プレゼント！
自分への。

この頃、じっくりと本を選ぶ余裕も買いに行く余裕も
なかったので、久しぶりである。
ウォーキングがてら、るんるんと出かける。

てくてく…

まず、１番近所のブックオフ。
この店は、元気に「いらっしゃいませ〜」と
言う、小型のお店である。
今日も一歩店内に入ると、競うように、
「いらっしゃいませ〜」と声がかかった。

この、うるさい「いらっしゃいませ〜」が
ないと静かでいいのにねぇ、と思うが、
店員さんは、声だけはとても元気なのである。

ここで、本を５冊ばかり買う。
そして、お金を払い、おつりをもらおうとすると、
女性の店員さんが私の手に触れて、
包み込むようしてにおつりを返そうとする。

私は思わず、手を引っ込めた。
私は、このわざとらしいおつりの返し方がキライなのだ。
人の手をとって、わざわざ触れて、返そうというのが、
ていねいとか、あたたかい（っぽい）いうことで、
マニュアル化している店が多いが、
私にとってはただ不愉快なだけである。
だいたい、不自然である。
素直におつりを返してくれた方がいい。
手の上にさりげなくね。

あのおつりの返し方を
「おおっ、あたたかい、ていねいだ、いいね」
なんて思う人が何人いるのだろう？
わざとらしさに、だいたいは気がついて
何だかなと思っている人が多いのではないか。
逆に変な誤解を招かないのか、心配にさえなる。

本屋さんに、あたたかいおつりの返し方とか、
元気な挨拶を望んでいる人はあまりいないと思うが…
それが、売りなのか？このブックオフ？
このブックオフの商売哲学、
なんか、ちょっと違うと思うぞ。

私は、手を引っ込めて、思わず、
「普通にください」と言った。
（あっ、やんわりとですよ）
女性の店員さんは、素直に普通のしぐさで
手の上におつりを返してくれた。
この方が、さっぱりしてていい、うんうん。
これから、そうした方がいいよ、と
心の中で店員さんに言ってみた。

まぁ、そんなやりとりをして、
おつりを返してもらって、
元気に「ありがとうございますっ！」の声に
送り出され、次のブックオフへ行く。

てくてく…
（歩いて２０分くらい）

次のブックオフは、声を張り上げて
「いらっしゃいませ〜」という言うことなく、
淡々としていて、本の量も圧倒的に多い。

さて、こちらで本格的に選ぶか…と思い、
私は、本棚に向かう。
気がつくと、欲しい本が１０冊を越えている。
手に持っていると、
店員さんが、カゴを持ってきてくれて、
「コレをどうぞお使いください」という。

「どうもありがとう…」
と、私はお礼を言う。
うん、こういう気の配り方の方が、
手を触れられるより、
はるかに気持ちいいぞと、思う。

そのカゴに、１２冊ばかりの本を入れ、
レジに向かう。
そして、精算する。
もちろん、こちらのブックオフでは、
包み込むようなおつりの返し方ではなく、
普通の返し方である。

うん、よしっ。

ところで、私が持っている本は、前のブックオフで
買った本と合わせると大小１７冊になる。
すると、その店員さんが
「そちらの本と一緒にしましょうか？
　それとも、２つに分けますか？」
と聞いてくれた。

ありがたい。

「２つに分けてください」
すると、店員さんは、気持ちよく
２つに分けてくれた。
「どうもありがとう」
と言って、受け取る。

うんうん、こういう気の配り方の方が
いいわい、とひそかに思った。
こっちのブックオフの方が、断然勝ちと
勝手に評価して、とても気持ちよく
ブックオフを出た。

さて、今日の自分へのプレゼント。
まぁまぁのプレゼントになりました。
思ったより、価値ある本が見つかり、とても満足。

なんだかんだ言っても、ブックオフは
本好きにとってはとてもありがたい場所である。
ありがたいぞ、ブックオフ。

今日の成果は…抜粋するとこんなところです。
たくさん買えて、嬉しいです。

★「ハートに直接タッチして」
右脳コミュニケーションの技術を書いてあって、
読んでみたいと思っていた本。
★「恵みあれば」
私の尊敬する、鈴木秀子さんの本。
★「河合隼雄の人生読本」
心理学の尊敬する先生の本
★「笑って金持ちになる方法」
タイトルに大いにひかれた本。
いいでしょう？タイトル。ホントになれるかどうか別にして。
★「自己破産の現場」
かなり興味深い事例がいっぱいだったので…

いいことばがいっぱいあるといいなぁと思いつつ、
楽しみに読むことにします。

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