今日の深夜1時30分ころ、自宅の電話が鳴った。 私はお風呂に入っていて、 電話に出ることが出来なかったので、 とても気になった。
何しろ、深夜である。 しかも、携帯でなくて、自宅用の電話である。 こんな時間に電話をしてくるのは、 何かあった場合か、間違いかのどちらかである。
この頃は、実家か隣人の母親(心臓が悪い)に 何かあったのではないかとドキリとする。
しかし… 緊急ならまた、かけ直してくるだろう、 いないと思えば、携帯の方に電話をかけてくるだろう、と 思い直して、気を落ち着かせた。
しかし、お風呂に入っていて、 「もしかして、虫の知らせってこともあるかな…」 とか、 「友人の誰かが、必死の助けを求めてきたのではないか…」 などと、頭の中でかなり引っかかってしまって、 結局早々にお風呂を出て、電話を待ってみることにした。
しかし、来ない。 全然こない。
そっか、やっぱり何でもなかったんだ、 携帯にもかかってこないしね… と、安心して休むことにした。
そして、朝方…
また、鳴ったのだ…電話が。 もう、びっくりして 「やっぱり何かあったのだ!」と 思って、あわてて起きて、電話のところに行く。 わが家は、寝室と電話のある場所は離れていて、 電話をすぐに取れない。
今どきは、何かあるとたいてい携帯なので、 携帯は枕元の棚に置いてあり、 それで大丈夫と思っていたのだ。 しかし、今日は2回目だったので、 かなりあわてた。
大急ぎで、電話を取る。 しかし、その瞬間にプツリと切れてしまったのだ。 ………なに? ………どうしたの?
でも、本当に何かあったら、またかかってくる、 と考え、今度はコードレスの受話器を寝室に置いて 寝ることにした。
心は相当ざわざわしている。 何かあったのか… 何だろう… と、思いつつ寝てしまったらしい。
しかし、結局朝まで電話はなく、 朝に実家や気になるところに電話をしてみたけど、 みな平和だったので、安心した。 虫の知らせでもなかったらしい…
やれやれ… きっと間違いだったのだ、 人騒がせな…ぷんぷん そう思って、すっかり電話のことは忘れた。
すると、午後の2時頃… また、自宅の電話が鳴ったのだ。 今度は電話の近くにいたので、すぐに出ることができた。
「もしもし…?」 「あっ、やっと連絡がつきました、よかった。 こちら■■病院ですが…」 「はっ?■■病院?何かあったのですか?」 (ものすごくびっくりした) 「昨晩、おとうさまの症状があまりよくなくて、 連絡をしてくれと本人に頼まれましたので、 何度か連絡をいたしました。」
えっ…?? でも、父とは午前中話をしたぞ。 隣人の父親はすでに他界しているぞ。
「はっ?あの〜どちらにおかけですか?」 「○○○さんではないですか?」 「いいえ、うちは△△ですが…」 「えっ…電話番号 ○○ー○○○ではありませんか?」 「はい、それは間違いなくうちの番号ですが…」 「……えっ、じゃ、この電話番号は違ってるんだ…、 あ、すいませんでした」
「もう一度聞きますが、なんて言う方ですか?」 「○○○さんと言います、ご存じないですか?」 しかし、○○○さんは知り合いにいない。
「ええ、知りませんね…」 「大変失礼しました、申し訳ありません」 「で、その方は、大丈夫なんですか?」 「ええ、今は落ち着いてます」 「どうにか、連絡取れるといいですね…」 「ええ、また調べてみます…すいませんでした」 と言って電話は切れた。
少し詳しく聞いてみたところ、患者さんが夜中に 具合が悪くて「娘に連絡をしてくれ」と言ったので、 連絡を取ったのだそうだ。 しかし、出なかったし、時間も時間だったのと、 患者も緊急をようする状態ではなかったので、 日中にしようと言ったのだが、朝方にまた 連絡して欲しいと患者から依頼されたらしいのだ。
しかし… その患者さんの家族と連絡は取れるのだろうか… 電話番号、調べられるのだろうか… 人ごとながら心配になった。 ○○○さん、娘さんとうまく連絡がつくといいな。
でも、深夜の電話の訳がわかったので安心した。 深夜の電話は、心臓によくないとつくづく思った。
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