2005年08月01日(月) |
神宮の花火大会に行ってみる |
8月1日は、神宮の花火大会である。
実は、自宅からも見える、小さくだけど。 毎年、自宅でちょっとしたパーティをしていたが、 今年は月曜日なのでやめたのだ。 (月曜日はみんな忙しいらしい)
それなら、神宮に見に行こう。 仕事も一段落したので、夕方いきなり 行くことを決意。
決意、などと言っても、いつもの散歩コースなので、 いつも通り万歩計をつけて出かけることにする。 しかし、今日はいつもと持ち物が違う。
まずは、 花火を見るときには必需品の小さな折りたたみイス。 (ぺたりと座ると、お尻が痛いからね) ちょっとしたおやつ。 アメとチョコレートと水を準備。 (花火を見ながら、一息入れよっと) あと、デジカメ… (たぶん、うまく撮れないと思うけど、一応ね)
いそいそと準備して、リュックに詰め込む。 さて、出発。 神宮球場まで、歩いて30分くらい。 日も暮れて、風もあって散歩にちょうどいい。
てくてく、てくてく
途中から、すごい人波になる。 黄色い「hanabi」と書いたTシャツを着た お兄さん達が「止まらないで進んでくださいっ」と 怒鳴っている中を、流れるままに進む。
そして、やっとついた絵画館前。 ココは、無料で座って見れる場所なのだ。 花火大会は、7時30分から。 ついたのは7時15分。 まだ、場所は充分に残っていたので、 いい場所を見つけて、折りたたみイスを広げる。
「おっ、快適」折りたたみイスは快適である。 みんなな地べたにシートや新聞紙を敷いて 座っているが、私は一段高い。しかも楽。 ふふん。
でも、一人。 回りはアベックや、家族連れ。 ふん。 じっと待つこと、15分。
どどどーんと大きな音が響いて いよいよ花火が打ち上がる。 「おおおっーー」と一斉に声があがる。 次々に打ち上がるが、
「あっ、音だけ花火」 「あっ、お茶濁し花火」 「あっ、平凡花火」など、 どうも、ぱっとした花火がなかなかでてこない。
しかし、ついにとても大きくて、 後を引くような美しい花火があがった。 観客が「わぁーっ」と一斉に大きな声を上げた。 「キレイ…やっぱり来てよかった…」と 思って、ほれぼれと見ていた。
すると、隣の女性が「かわいいっ」と言ったのだ。 「…かわいい?花火はかわいいのか…」 そのことばが耳についたので、 隣を横目で見てみた。
アベックが座っていた、もちろん地べたにね。 すると、なんと… 男がサングラスをかけている…
「なぜ…なぜ、夜にサングラス? しかも今日は花火の日。 夜でも、サングラスをはずせないほど、 ひどい顔なのか…、見せてみて。 花火に失礼とは思わないのか? それとも、何か目の病気なのか?」
ああ、問いつめて聞いてみたい… きっと回りの人もみな、そう思っているに違いない。 花火に、サングラス…いくらなんでもなぁ…
気になったので、二人の会話に 耳を傾けるが、どうも目の病気ではないようだ。 (って、よくわからないが…)
この二人… 花火を「かわいいっ」という女。 (「キレイ」というボキャブラリーはないらしい) 花火を見るのにサングラスをかけている男。 そんな男に「変だよ、花火にサングラス」と 注意もせず、そんな二人がラブラブ… なぜ…
しかし、そんな二人より、花火である。 私は、気を取り直し、意識を花火に戻すことにした。 そして、それなりに満足した。
神宮の花火大会は、1万発。 あまり多くないし、華やかでもない。 「まっ、こんなもんですかね…」などと 独り言を言いつつ、最後まで見て、 イスを折りたたんで帰ってきた。
帰り際に、隣の二人を見ると、 男はまだ、サングラスをしていた。 謎である… 世の中、わからないことだらけである。 しかし、こんなこともある…
ああ、面白かった。 と言うわけで、花火をUPしてみます。ちゃっちいけど。
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