2005年07月29日(金) |
レオノール・フィニ展に行く |
渋谷東急文化村でやっている絵画展に行って来た。 「レオノール・フィニ展」である。 レオノールは、紹介文によると、 「絵を描き、空間を遊び、舞台を演出し、 自身をもプロデュースした、パリ社交界のカリスマ」 であるらしい。
カリスマってこの頃から言っていたのか… なんだか「パリ社交界のカリスマ」って どんなだろうと思ってしまうが、 とにかく、なんだかすごいらしい。
そんなことは、さておき…
会場は、いつになく若い女性が多かった。 レオノールが女性だからなのか、 何か若い女性の心をつかむ作風なのか。 確かにきらびやかな作品や、 女性が描くやわらかいエロテックな作品が多い。 見ていてどきどきするようなエロテックでなくて、 なんとなく、ふんわりとしている。 そんなせいなのか? 残念ながら、私はあまり好きな作品はなかった。 しかし、彼女が天才だということはよくわかる。 ものすごい才能だと思う。
彼女がデザインした装飾品はすごかった。 仮面、パーティ衣装の展示もあったのだが、 「すごいなぁ…、どんな感性の持ち主か」と 思うほど、美しい装飾、凝った装飾であった。 本当に「美」にこだわった人なのだと思った。
本当に才能溢れる人って感じであった。 羨ましい…
「レオノール・フィニ展」を見終わって、 久しぶりに渋谷の町を歩く。 夏休みということもあって、若い子達で あふれている。
疲れて、人の流れの見える喫茶店に入って、 その流れをぼんやり見ていた。
「なんで、今の若者は、ズボンをずり下げた ファッションをしているのか… 足の短さを隠すためなのか」
「女の子は、山田優スタイルを真似してるけど、 どうも、雰囲気がちがうな… どうみても、無理があるな…」
「ありゃ、どうしちゃったの、あの子、 この暑さに、ブーツはいてるよぉ」
「もう少し「美」を意識してくれよぉ」
ついつい、ぶつぶつとつぶやいてみる。 ぶつぶつと言いたくなるような人が多い。 (自分のことはさておき…) いろんな人がいるのだなぁ…。
久しぶりに、じっくりと人間観察をして お茶を飲み、帰ってきたのでした。
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