ネコひげロバみみ
DiaryINDEX|past|will
昨日の妄想、蟹x蛇使いネタを一つ。 以下、反転。
ぬめりとした、粘着質の闇があたりを支配している。 夜半過ぎの聖域は虫が地を這う音すら響かせそうに静まりかえっていた。 曇天には尖った三日月がぼんやりとした光を微かに放っている。
眠っていたシャイナが、その簡素な寝台に身を起こしたのは物音のためではなかった。 研ぎ澄まされた戦士としての超感覚が捉えた、不穏なざわめきのためであった。 しなやかな猫のように足音もなく小屋の入り口に行き、油断無く構えたところで、ざわめきの主を感知し、密やかな舌打ちとともにシャイナは扉を勢いよく引き開けた。
「−−−−−っと!びっくりするじゃねえか」
一瞬の差で開いた扉にあやうくたたらを踏みかけた男が抗議の声をあげる。
「人のことを叩き起こしておいて何を言ってる」 「へっ・・・。気付いたか?さすがは白銀聖闘士サマだな」 「・・・馬鹿にしてんのかい?」
唇の端を歪める男独特の笑い方で揶揄してくるのを、冷ややかに切り捨てる。
「いやいや馬鹿になどとんでもない。尊敬しておりますとも」 「おとといおいで」
夜の静寂さにふさわしくない声量で茶化す男の鼻先で扉を閉める。 ・・・否、閉めたはずだった。 一瞬の差で間合いを詰められ、気付けば男は既に半身を小屋の中にいれてしまっている。
ーーーーー早い・・・!
「おっとつれねえな。客は丁重に扱ってくれよ」 「ーーー誰が客だ」
もし、これが戦いの場だったら。 ・・・もはや、自分はこの世の住人ではあるまい。 覆いかぶさるように間近に立つ男の長身から、声に僅かにでも動揺が混じらないよう細心の注意を払い、言い捨てて身を避ける。 仮面をつけていることにこれほど安堵したことはない。 こんなにふざけた男でも、まぎれもなく黄金聖闘士なのだということを今更ながら思い知らされる。
「何の用だい、早く済ませてとっとと帰っとくれよ」 「じゃ、お言葉に甘えて」
ふっと背後で空気が動き、次の瞬間シャイナの身体は男の胸元に深く抱き込まれていた。
「−−−−デスマスク。何の真似だ」
まるで、真綿にくるまれているようにやんわりと感じる抱擁は、その実、巧みに四肢を押さえ込んでいて、振りほどこうとしてもびくともしない。 背後から髪に顔を埋めた吐息が耳元を掠め、密着した体温に男の纏う清冽な香りが微かに立ち上る。 抗う気力が萎えそうになり、シャイナは渾身の力で身を捩った。
「・・・っ!お離しったら!」 「そう邪険にするなよ、同郷のよしみだろうが」
あっさりと手を離すと、男は流れるようにシャイナの顎に手を掛け、そのまま一息に仮面を剥ぎ取ってしまう。
「貴様・・・っ!」 「おっと・・・っ」
瞬間、逆上して殴りかかるシャイナを軽くかわし、今度は正面から抱き込み素顔を覗き込む。
「なあ、シャイナ。ブロンズの小僧なんかやめて、俺にしとけよ」 「ふざけるなっ!誰が貴様なんか!」 「なんか、とはまたひでえ言い草だな、おい?」 「サイテーだ、この変態!」 「またまた、心にもないことを〜。可愛い顔が台無しだぜ?」 「・・・覚悟はいいだろうな、殺してやる」
ふわっと、男が笑顔になる。
「おまえに殺されるんなら本望だな」
・・・え?オチてない? いつものことだし。(爽笑) 要するに、この2人は結局、いちゃいちゃしてるんだよ微妙な関係なんだよってコトです。 ・・・え?こんなの蟹じゃない? 腐乱脳妄想警報発令中につき一切の苦情はゴエンリョ願います。
喉の痛みは速やかに鼻風邪症状に移行しまして、今日は仕事をしに行ったのか、職場のちり紙を消費しに行ったのかわかりゃしません。 鼻風邪に発熱が加わり、明日は一年振りに病院行きデス。 ・・・行くのいやだな〜・・・泣。>医者怖い
体調悪化の心当たりは無きにしもあらず。 普段、仕事柄あまり陽に当たらない生活をしているせいか、たまに外で活動すると調子が悪くなるようです。 太陽に病院送り・・・? 健康なんだか不健康なんだか・・・。 私と太陽とは、そんな微妙な関係。 合掌。
|