今は立ち読み程度になってしまったが、 かつては10年以上毎月購読していた音楽雑誌があった。 サマソニやTTNの関係でここ数ヶ月は久し振りに買って読んだのだけど 毎月購読してた頃に比べると、いろいろ様変わりした部分もあるなぁと改めて思った。
ふと背表紙を見たら、買ったその2冊(2ヶ月)の間に何故か発行人が代わっていて かつて慣れ親しんだ発行人の名前が急に会社名になってたもんだから「およ?」と思って ググッてみたら衝撃の事実。 発行人交代に関していろいろ会社事情や経営的な理由が主らしいが、一方で 現編集人と発行人(元編集長)の間でドロッドロの確執があったみたいで、 少なからずその影響もあるのではないかとネット上では噂されていた。
まぁぶっちゃけその辺の確執話は半信半疑で読んでたけど (ただ、全員在りし日の私の洋楽知識や感性に多大な影響を与えてくれた人達なので 真偽はともかくそういう話を聞くのは残念でならない。) 総じて昨今の音楽事情を取り巻く「時代の流れ」に雑誌側も方針を変えてまで「変化」 しなければならない…「例え意にそぐわない内容でも廃刊を避けるためには。」 という雑誌の、強いては業界の悲痛な叫びみたいなものを感じた。
ただ、そこでハタと気付いたのは 結局私がその雑誌を講読しなくなった理由というのがその「変化」の積み重ねが 私の中では「違和感」として積み重なっていったのだということ。 毎月という緩やかな流れの為気付かなかったが、ある時その違和感が自分の中での 許容量を超えたのだろうね。
迷走してるな…っていうのが、今のところのその雑誌に対する感想だけど 乗り越えて、また良い意味で歯に衣を着せぬ物言いで好き勝手書いてくれる時が来ると 私個人は嬉しいところ。
|