Getreidegasse


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2012年09月24日(月) こだわりの湯呑


昼になると事務員さんが交代でフロア(の中で昼食を食べる人)の人数分のお茶を用意してくれるのですが、給湯室に量産型湯呑が人数分用意してあって、各々がそれを持って行くシステム。
その量産型湯呑が並ぶ中、まるでシャア専用の如く、常務と部長だけは量産型とは違う特別な湯呑にお茶が入っている。ちなみに中身のお茶は量産型と一緒。そして各自自分の席へ持っていくのも一緒で、常務も部長も律儀に給湯室へ足を運んでは、マイ湯呑を手にとって自席へ戻っていく。

感覚的には、単にマイ湯呑を持ち込んで自分はそれでお茶を飲むよ的なレベルなので、由緒ある湯呑というよりも何処かの、あるいは誰かからのお土産にもらった湯呑くらいのモノだと思う。

*------- ここまでが前置き。---------*


先日、私が給湯室にいるところへ部長が湯呑を取りにやってきた。
量産型のお茶はひとつだけ余っている状態、そして部長専用の湯呑はそこにはなかった。
「あれ、外に行く(外食)と勘違いされたんか?用意して無いな。」と部長。
「そうかー、ま、いっか」
と、部長は別段気にする様子も無く独り言のように呟きながら




戸棚からマイ湯呑を取り出して




一つだけ残っていた量産型湯呑を手に取ったかと思うと




量産型の湯呑からマイ湯呑にお茶を移しかえて




去って行った。
















Why?



え・・?え?どうゆこと?
なんで今移しかえたん?

そのまま持ってけばいいやん。量産型でいいやん。




私は部長の行動が全く理解できなかった。
ただ
あの人を毒殺しようと思えば簡単に出来るな。
と思いつつ、私も給湯室を後にしました。


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