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2012年08月01日(水) 稚拙な構図


定期的に親会社の社報(冊子)が配られるのです。
毎回大した記事もなく、主にその親会社の出来事、と言うか自慢話をこれ見よがしに掲載してくるので、流し読みだけしてポイするのがいつもの流れ。

今回もパラパラとめくると、「ボランティアで地域清掃に参加」という見出しで
その会社の社員が、ごみを拾う様子が写真とともに掲載されていたのです。
その記事(写真)を目にして呆れ返った…と言うより苦笑しちゃったよ。私は。

多分、同じ会社内の広報部の人が撮ったのだろうねぇ。
そして、自社の入口で撮影したのでしょう、
複数枚ある掲載写真のその全てに「会社の看板」が写ってる。
しかも構図として、ゴミを拾ってる人よりも看板のほうが目に付くように。
更にゴミを拾ってる人の後ろで、立て看板を持った社員が一人。その看板には
「〜クリーン作戦実施中」←多分、今回のゴミ拾いのイベントの名前。
超不自然な構図極まりない…と思ったのは私だけではないはず。

なんかね、もう、あまりにわかり易い構図に言葉を失ったよ。
例え構図を意図的に作るとしても、もう少し自然さを出していきましょうよ。
これじゃぁせっかくのゴミ拾いという行為も「拾ってるフリ」に見えて仕方がない。

ここまで徹底するとわざとらしさを超えて、もう悪意すら感じるね。
なんと言いますか、ツッコミ処が満載過ぎて逆に言葉を失う。
自分とこの会社のいつもは掃除しないところをちょっと掃除して
それを「ボランティア清掃」と称し、しかも大々的に
「私たち社会的貢献をしてますー」
「ホラ(看板を指して)ウチの会社ですよー」
と全面的に押し出して恥ずかしい。なんというミサワ。
ボランティアの言葉が聞いて呆れるわ。見てるこっちも恥ずかしい。(二回言った)

こんな素人でもわかる幼稚で安っぽい写真をね、さも自慢げに掲載し
しかもそれを「良し」とする風潮。
まだそんな姑息なアピールが通用すると思われてるかと思うと情けないわ。


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kandama  《mail》  My追加》 
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