2011年06月23日(木) |
脱「趣味の域」その3 |
あれ、調子に乗って「その3」まで来てしまった…。 全くそのつもりはなかったのだが。
気を取り直して…。 以下は、「私だけがそう思っている」のか、あるいは「既に誰もがそう思っていて、当たり前のことに今頃私が気付いただけ」なのか、「わざわざコトバにするまでもない程決まりきったこと」なのか、イマイチ良くわからない事柄ではあるが、思ったことなので書いてみる。
私は「料理のステップ」と言うのは、次の5ステップじゃないかと思うのです。
STEP1:食べられる物を作る STEP2:食べたい物を作る(美味しい物を作る) STEP3:コストパフォーマンスを考えて作る STEP4:栄養管理、健康管理を考えて作る STEP5:総合的に技術やセンスを昇華させる
S2までは「趣味としての」料理の域、S3以降は「生活としての」料理の域。 多少包丁が扱えたりの、料理をする上で最低限の知識と技量がありさえすれば、後はやる気とかその気さえあれば誰しもが割と簡単にS2までは来れるのだと思う。
S3以降というのは、「如何に安く」「如何に物持ち良く」「如何に合理的に」という技術よりもむしろ頭を使う領域で、世のお母様方が最も悩ましいステップではないのだろうか? 更に家族に持病やアレルギーの人がいる場合は、S4が大きな壁になっているのではないだろうか。 そうじゃなくても生活習慣病を予防する為にもこのステップは非常に大切である。
たまに作る料理程度であればS2の腕があれば十分だが、S3以降ともなると衣食住の中の「食」として生きていく為に必要なルーチンを確立していかなければならない。そもそもS2までとS3以降は方向性も全く異なるもので本来なら同じステップ上に並べるべき事ではないのかもしれないが。 そのへんのことを考えると、家族の為に日々食事を作ってらっしゃるお母様や奥様、あるいは自炊していらっしゃる学生、社会人、単身赴任といった方々はスゲーなぁと改めて頭が下がる思いです。
生きていくうえで上で、「食」は欠かせないわけではありますが、 だからと言って日々欠かさず続けていくが故に、料理や自炊を単なる「作業」にしてしまうのは勿体無いとも思う。 料理とは何たるか、なんて語るにはあまりに腕が伴っていない私ではありますが、それでも技術やセンスと同じくらい
「気持ち」
も大切なんだと。
全くそんな言葉が似合わない私が、言ってみた。
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