2010年11月26日(金) |
遅咲きのピアニスト(391) |
【意外な反応】 次の練習曲どうしよっかーって考えて、その候補曲の中に【楽しみを希う心】がエントリーしてるのですが、実は教室に通い始めて間もない頃から私がこの曲を弾きたがっていることは先生知っていて、しかも結構前…時期的に【愛の旋律】を練習していた頃から『今のkandamaさんなら弾けますよ。』とか『今やってるドラクエの曲よりも簡単ですよ。』とか言われてたりしたのです。
なので、発表会も終わって次の練習曲何にしよっかー?って話をしてる中で、この曲の名前を出した時に『おっ、いよいよだね。』とか『ついにやりますかー。』的な反応が先生から来るモンだと思っていたら
…意外にも他の候補曲(【戦火を交えて】とか【エアリスのテーマ】とか)を推すではありませんか。
話し始めからミョーに食いつきが悪い気がするし、なんか話せば話すほどどんどんハードルを上げた反応が返ってくるので…『あれ?どうしたんだ急に?』『今までのは何だったの?』とこっちが当惑してしまうほど。
あまりに以前と違う反応だったので、『どうしちゃったんですか?何かダメな理由でも出来たのですか?』とやや不安気味に問い合わせてみたところ、これまた予想だにしない回答が返ってきたのでした…。
先生曰く 『確かに今のkandamaさんの腕でも十分弾けるけど、これまでのkandamaさんのこの曲(【楽しみを希う心】)に対する想い入れを見たら、中途半端に弾けるレベルじゃなくってせっかくなら完璧なレベルでの演奏をさせたくなった。もっと基礎と技術が身についた状態で十分に時間をかけてこの曲に取り組ませたい。』
ビックリした。 最近の私の演奏が『雰囲気でカバーしてる』状態を見越しての、そして何より私という人間とこの曲に対する私の想いを理解をした上での的確なアドバイスでした。 そして、だからこそこれを機に『基礎重点練習』『ハノン』をやりましょう、と。 先生は私よりもずっとずっと私のピアノに対する "現状" と "これから" を把握されてました。 感動しましたよ。さすが先生です。
ええ、俄然やる気が出てきました。 発表会が終わって芝居の稽古が本格化して…いつもなら気の抜ける時期なのですが そこまで先生が考えてるとわかれば、是非とも私もそれに応えたい。 せっかく3時間ピアノ弾いても苦にならない身体になってきたことだし、この『良い流れ』をこの先も維持できるように。
しばらくは大きなイベントもないので、まずは基礎をやりがてら ゆっくりと次やる曲を決めていこうと思う。
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