2010年09月11日(土) |
遅咲きのピアニスト(356) |
【上達具合】 先日のレッスンで先生に
>先『(練習を)やったらやった分だけ上達するとは必ずしも限らないのだけど、kandamaさんはスゴいよ、ちゃんとやった分だけ上達してる』
・・・と嬉しいコト言われてふと考えたこと。
確かにピアノに限らず、何か物事をイチからやり始めたり、習い始めたりすると 最初の頃はすごい勢いで上達していくものの、その伸び率は時間の経過と共にだんだんと緩やかになっていくケースが多い。
ちなみにグラフにするとこんな感じだと思う。
↑上達具合 時系列→
覚えることがたくさんある最初の頃の伸びしろはハンパないが、時間が経つにつれて徐々に伸び悩んでいく。 それは "努力・練習" と "伴う成果" の関係が正比例の関係ではないということ。
ちなみに私がピアノを習い始めて3年と少し。 この "3年" という数字を、上のグラフに当てはめた時に、先生はX軸上『右寄り』の場所にこの3年という数字を置いたのかもしれない。 だけど実際は、もう少し原点(左)寄りで、思った以上に伸びしろがまだあった。 そう思った故に出た言葉・・・なんだと私は勝手に思っている。
ところで横軸が曖昧に『時系列』と書いただけなのは、『人それぞれ』だから。 3年である程度極めてしまう人もいれば、3年でもまだまだ伸びしろだという人だっているだろう。人によって、あるいは習う物事によってこのグラフの横軸の長さや幅は幾らでも変わる。
あくまでグラフの世界に無理やりこじつけた話であって所詮は2次元の数字と線の上での話。 『経験』や『工夫』を加味すれば、こんなグラフ通りにキレイに当てはまる事例はむしろ少ない。つまりこの先、技術やテクニックが頭打ちしたところで何も心配する必要もなく、努力次第で幾らでもグラフ上の自分のポジションを左へ左へ持っていく事も可能なんだってこと。
限界なんてモンは勝手に決めるモンじゃないさぁ。 自分で線引いちゃった時点で、可能性を捨てちゃうってことだよ。
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