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2010年03月28日(日) 悩みの本質


『実はもう答えでてるんじゃないの?』なんてコトバを返されて、
心の奥底にチクッと針が刺さったような感覚…
ほとんどの人のほとんどの悩みというのは、実は既に答えが出ている悩みではないのだろうか。

じゃあなんで答えが出ているのに悩む必要があるのかといえば
・その答えに自信がなく、周りの同意が欲しい、確かなものにしたい
・自分が欲する感情(答え)を上手くコトバ等で表現、整理が出来ない
だいたいはこのどちらか、あるいは両方。

つまり多くの人は『答えが見つからずに悩んでいる』のではなく、いわば『既に出ている答えを選択することへのリスクやプロセス』に悩んでいるのだと思います。
悩みというよりか、躊躇。
わかってはいるのだけど上手く表現できないもどかしさ、自信のなさを指摘されてチクリとするのはこのジレンマを見透かされたコトに対してなのかもね。

躊躇の期間が極端に長い人もいれば、短い人だっている。
時にそれをネガティブ・ポジティブと言い表したり、優柔不断・即断即決というコトバに繋がっていくこともある。
いずれにしてもコトバに表現し難い感情変化を『悩み』という簡単な一言で済ませてしまうことが多い。そう考えると、なるほど確かに『悩み』っていうのは便利なコトバだと思う。間違ってはいないが、だがそれでは余りに広範囲な感情を指していているようで曖昧な気がしてならない。

『悩み』というその一言に捉われすぎて、自分が今何を『悩んで』いるのか、その本質を見失うことだけは…避けたい。


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