(6/6) 教育テレビ『ピタゴラスイッチ』のあの数々の仕掛けを見ていると 『孔明の罠』を連想してしまう自分がいる。
孔明っていうのは、諸葛亮孔明のこと。三国志の蜀の劉備に仕えるの超有名天才軍師。 戦(いくさ)での孔明の采配ってのは、いつも『相手の一歩二歩どころか十歩先』を読み、『相手の裏の裏のさらにその裏をかく』という、敵将さん涙目なくらいもう完膚なきまでに容赦なく幾重にも罠を仕掛ける人なのです。
味方武将Aを使って、敵軍をある場所へ誘い込み、そこで待ち受けた味方武将Bの軍と挟み撃ちにし、しかもわざと退路をつくってそこへ敵軍を逃がし、逃げて安心しきった敵将へさらに待ち伏せしていた味方武将Cの軍で止めを刺し、さらにそこで全滅した敵軍に武将ABCが成りすまし敵本拠へなだれ込み、混乱する敵本陣は退却するも、既に退路は味方武将Dによって待ち伏せされていて、慌てて援軍を呼ぶも援軍に来たのは、敵軍に成りすました味方武将Eであったりするのです。
そんな、因果というか連鎖に満ちた罠が、あのピタゴラスイッチの次々と変わっていく仕掛けとダブって仕方がないのです。あのビー玉が孔明の手のひらで踊らされるがままの『涙目な敵将』に見えて仕方がないのです。
|