2009年11月02日(月) |
遅咲きのピアニスト(244) |
【諜報スキル】 以前は、楽譜をパッと見て、あるいは音を拾い始めて そのおたまじゃくしの数と配列に圧倒されつつ、鍵盤を触りながら 『うわぁ〜、この楽譜(小節)、音を拾うのにどれくらいかかるんだろう?』 『弾けるようになるまで、どれくらい時間がかかるんだろう?』 『いったいどれだけ弾き込まなきゃいけないんだろう?』 なんて、弾き始め早々はその曲(小節)を弾ける自分の姿が想像できず まして楽譜を見ただけではサッパリ見当もつかなかったのだが
最近になって… なんとなく、そう、なんとなくではあるが 目の前の楽譜(小節)が、今の自分にとってどれくらいの強敵か 推し量りの加減がわかってきた気がする。
そりゃ、同じ楽譜集(主にドラクエ)ばっかり手をつけてる、っていうのもあるんだけどね。 作曲者、編曲者、コンセプトが同じであれば 当然、似たようなリズムやコードが出てきたりもするので 以前ならそのリズムに何ヶ月とかかっていたのが、次の曲では数週間で弾けたりすると 自分の上達具合がダイレクトにわかって嬉しかったりする。 それを何曲、何小節かを繰り返していくうちに 自然と…弾く前に楽譜を見た段階で、なんとなくではあるがその曲の難易度具合がわかるようになってきた。
ぁ〜、ここはまだ手に負えないだろうなぁ、とか ぁ〜、ここは楽勝かも?、とか 楽譜を見てある程度わかるようになったのは、自分としてはものすごい進歩だったりする。 なんたって、初めて楽譜を買ったときにいきなり『上級者向け』の楽譜を買ってしまい おたまじゃくしの多い少ないで曲の難易度を判断していたあの頃に比べれば…
兵法の基本『敵を知り己を知れば〜』てヤツ。 今までは敵を知る術も知らず、軽装備で敵本陣に突入するような どう考えても無謀な戦術しかとれなかった私ではありましたが
ようやく…ようやくではありますが 『諜報戦』に対する力が、少しついたという実感が持てるようになりました。 ただし、その諜報力はまだまだアテにはなりませんがね (;´д`) こりゃイケる?なんて思って拾ってみたら、1ターン瞬殺されるなんてザラ …精度を上げるべし。
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