2009年10月18日(日) |
遅咲きのピアニスト(239) |
【石の上にも2年半 その3】 その1 その2
ピアノ歴2年半の私が、扱い的に初心者か否かが気になってしまい 『私って初心者ですか?』 と恐る恐る先生に尋ねてみたところ 『初心者ではありません!』 とキッパリ。てゆか即答されました。
ところで初心者かどうかって 『腕前』 なのか 『経験(歴)』 なのか どっちで判断されるのでしょう? きっと『どっちも』なんだろうけど、その線引きが難しい。 2年3年とピアノをやってても、未だ満足に弾けない私のようなグズもいれば ピアノ歴1年で、難曲をアッサリ弾いてしまうツワモノもいたりする。 …ぁぁ、それとも後者のような人は天才と呼ばれる部類なのか。
実際私なんかは、未だ初心者という気持ちがあって それは、自分なんてまだまだです!という 『謙虚』 な部分と 多少下手でも大目に見てくれるという 『甘え』 と両方あるのだと思う。 先生に『もう初心者じゃない』と言われたのは、甘えを断ち切る良い機会なのかもしれない これからは 『ピアノ歴〜年』 として、それに相応しい腕前になれるよう邁進していこう。 謙虚な部分を持ち合わせつつ、甘えを捨てて腕を磨く。
ピアノを始めてちょうど2年というタイミングで迎えた5月の発表会 その発表会のDVDを見てくれた知人達は皆口を揃えて 『2年でここまで弾けるなんてスゴイ!』『本当に始めて2年なの?』 と言ってくれる。嬉しい言葉であり、ありがたいことだ。 今思えば、この発表会は『初心者期間の集大成』を発表する絶好のタイミングだったのかも。 脱初心者へのひとつの区切りとして、またそれまで学んできたまとめとして、 次のステップへ進むための必要な経験として。
背伸びをしないで、これからも自分のペースを守りつつ、そして何よりも、ピアノを楽しむ気持ちが一番大事。その気持ちをこれからも忘れないように。
現在2年半 『石の上にも2年半』なんて書いちゃったけど じっくり腰を据えてというよりかは、仕事や舞台の合間に癒しを求めつつのマイペーススタイルには変らないなので、『石の上』といったそんな硬いものじゃなくて、もっと柔らかい『クッションボール』の上にぽよんぽよんと座っていると言ったほうがしっくりくるのかもね。 柔らかくて居心地良いのだけど、バランスが取りづらい…なんてあたりが。
『石の上にも三年』 『クッションボールの上にも三年』
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