【記念】[名] (スル) 1 思い出となるように残しておくこと。また、そのもの。「卒業を―して写真を撮る」「―品」 2 過去の出来事・人物などを思い起こし、心を新たにすること。「創立五〇周年を―する式典」 デジタル大辞泉/小学館
『記念』と聞くと、どうしても良い出来事、良い思い出が対象と考えがちだが 辞書を見ると決してその限りではなく、例え良くないコトであったとしても、その物事を「忘れない」為に記念という言葉を用いることがあることを知った。 私のクルマについているナビには、一日の最初の起動時のみ『今日は〜の日です』と機械声のオネーチャンが教えてくれる機能がある。朝の出勤時にいつもと変らずクルマに乗ってエンジンをかけたら、ナビはこの日こんなことを言ってくれた。
『今日は9月1日火曜日です。関東大震災記念日です。』
と。 『記念日』と聞いて、その時は違和感を覚えたのだが、後で調べてみればなんてことはない私が『記念』という言葉に対し都合よく意味を解釈していただけに過ぎなかった。 他にも都合の良い間違った解釈をしている言葉がないか何だか不安になってきた。 こういう時に、己の読書不足を痛感する。 キレイな日本語じゃなくてもいい、正しい日本語を使いたい。
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