2009年04月11日(土) |
遅咲きのピアニスト(180) |
【オケ合奏の利点】 発表会で演奏する曲のひとつ【愛に旋律】。 この曲も巷ではいろんなバージョンのピアノ楽譜が存在するが、 その中で私が選んでしまったのはオーケストラバージョンから起譜されたいわゆる『上級者向』のピアノ譜。
音拾いの段階からかなり涙目になっていたのは、この日記でも過去に何度も書いている。 それでも。約半年かけて音を拾い、初めて音を拾い始めてから9ヶ月経った今 なんとか(スピードだけは)原曲のオケ演奏に合わせて弾けるレベルにまで到達した。
特に先月あたりからは、実際に原曲オケをバックに流しながらそれに『合奏する』カタチで演奏すると言う練習を多用し、前回のレッスンでついに本物のピアノ(自宅は電子ピアノなので(T−T))でも合わせてみた。
この『原曲オケとの合奏』、最初は気分転換程度でやってみたことなのだが意外にメリットが多い。てゆか、思わぬ収穫ザックザクだったのです。
・タイミング(早い遅い) 自分の演奏が部分的に早かったり遅かったりというのがわかる。 そして、原曲ならではの独特の『ゆらし』(フレーズの出だしをテヌート気味で弾くなど)のタイミングも学べます(最初は『ぉおっと…』とよくフェイントにひっかかった)
・フレーズの強弱 pp〜ffまで、フレーズごとの音の強弱がリアルタイムで調節できる。 自分の演奏しか聞こえなかったら強すぎるし、逆に聴こえなかったら弱すぎと言う感じで。
この2つを感じるだけでも、曲の表現力が格段に上がる。 さらに
・失敗しても伴奏は待ってくれない CDを垂れ流しにしてるわけだから、こっちの演奏が失敗しても向こうは待ってくれずに構わず進むのです。 で、むりやり追いつかないといけないのだけど、これって実際発表会の時にもし失敗したとしても、すぐにリカバリーできる練習に繋がるんですよ。これ、今の私に一番必要な練習かも。
・酔える バックのオケと演奏がドンピシャで合うと、単純に気持ちい。感動する。
とまぁ、いろいろ利点を挙げたわけですが とにかくやり方は簡単。 PCでもCDプレーヤーでもなんでもいいから、原曲のCD流してそれに合わせて弾くだけ。 強いて面倒なのは、音量の調節(どっちかが大きいと音がかき消されてしまうので)と、再生ボタンを押したらすぐに始まるのでその僅かな間にピアノに座って準備しなきゃいけないことくらいか。 iPODとかの携帯プレーヤーでやるなら、首からぶら下げながら弾くといいよ。私はそうしてる。iPODじゃないけど…。
まぁ一回やってみ。
って、誰もやらんわ!(一人ノリツッコミの方向で…)
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