2009年03月16日(月) |
Blue Train |
東京〜九州を結ぶ寝台特急【はやぶさ】と【富士】がいよいよラスト・ランということで 東京駅に3千人のカメラを持った鉄道ファンが集まり、富士はやぶさの最後の勇姿を見送る様子がニュースで中継されていた。
小さな男の子が興味を持つ乗り物と言えば、飛行機・電車・バス・クルマ・ショベルカーなどなど、人によって様々だが、私が小さかった頃は電車、とりわけ『ブルー・トレイン』が大好きだった。 親に買ってもらったブルートレインの写真集が、まだ物心ついて間もない私にとって一番のお気に入りだったらしく、ヒマさえあればその本とにらめっこしてたらしい。 もぅその本は手元にはないが、今でもその写真集の数ページはまだ鮮明に記憶に残っている。特にインパクト強かったのは、寝台特急『ニセコ』の写真で、今でもハッキリと覚えていてる。深夜の雪景色を駆け抜けるその姿は当時の私でもよほど幻想的に映ったのだろう。 写真に添えられていた短いコメントがまだ読めなくって、親に読んでもらったのだけど 結局意味がわかんなくて、何度も同じコトを聞いてた気がする。
そんな経緯もあって、小さい頃からブルー・トレインはずっと憧れだった。 もちろん今でも大好きだ。 だから、ちょうど富士はやぶさが東京駅を発車する様子が中継されているのを見て 思わず感慨深くなってしまったと同時に、その僅かな間にこれまでのブルー・トレインの思い出が一気に駆け巡った。
ちなみに富士はやぶさとはつい最近でも思わぬ接点があって… 彼らがウチの近所を走るのは真夜中なんだけどさ 芝居の稽古が伸びて帰りが深夜になった時、 イライラ気分で踏み切り待ちしてる所、通った電車が回送電車とか貨物列車じゃなくて 九州行きの寝台特急だとわかると、思わず「ワォ」と車内で言っちゃったりして、途端にご機嫌になる(笑) こんな時、自分はまだまだブルー・トレインが好きなんだとしみじみ思う。 本当につい最近までの話だったから…、その経験がもう出来ないのかと思うとやっぱり寂しい。
蛇足な話になるけど こんなに寝台特急が好きなクセして、実は国内ではまだ乗ったことない(ぉぃ 初めて乗った寝台特急は海外で、オーストリア・ウィーン 〜 イタリア・ヴェネツィアを結ぶ寝台特急でした。 寝台と海外というダブルパンチで興奮して眠れなかった。 外の景色真っ暗なのに、ひたっすら車窓にへばりついてたもんなぁ〜
いつか…いつか… 一度でいいから【トワイライトエクスプレス】に乗ってみたい♪
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