2009年03月02日(月) |
遅咲きのピアニスト(170) |
【第二の壁】 前回のレッスンを経て、私と先生の共通の認識として 【愛の旋律】の完成度が【勇者の故郷】の完成度を超えた。 というひとつの結論が出ました。 確かに前回のレッスンでなんか『見えない壁』を越えた感はあった…かも、いや、あった。 演奏歴1年半以上にもなる【勇者の故郷】に対し、9ヶ月の【愛の旋律】が追いつき超えたというのは、曲との相性もあるかもしれないけど、やっぱり発表会で演奏することになったコトが決め手かもしれない。 最近のこの曲の練習時の気合はそりゃもう当社比3倍はありましたから。
ちなみにここ最近の【愛の旋律】の練習は ・ニガテな小節を重点的にとことん練習する。(確実性の向上) ・原曲のオケ演奏をバックに演奏する。(演奏のバリエーションの幅を広げる) ・プリ蔵で録音して聴き直す。(表現力の確認及び全体の演奏レベルの底上げ) この3つを繰り返しています。 特に最近始めたオケをバックに弾く練習は、自分の演奏が部分的に速かったり遅かったりというのが一目(一聴)で判断できるし、強弱やリズム、バランスなどをリアルタイムで調整出来るのですごく勉強になります。 またオケ独特の『揺らし』演奏を感じることで、たっぷり溜める部分や楽譜では読み取れない僅かな間などを感じることで演奏表現の選択肢を増やすことも出来るしね。 そして何より、オケをバックに演奏するとめちゃめちゃ気分がいい。軽く陶酔できる。 …まぁ時々、原曲の演奏の速さについけないこともありますが(笑)
当初、難易度は【愛の旋律】のほうが上と先生も私も思っていました。(今でもそうだと思う) 【勇者の故郷】は、あるレベルにまで到達した時点で行き詰った感があり、それからかなり長い間壁を越えることが出来ずにいる。1年半以上弾いてはいるが、ここ数ヶ月の間は大した進歩もない。
だから【愛の旋律】も、あるレベルまでに到達したらそれ以上は行き詰ってしまうのではないか?と実はすごく不安でした。 でもそう思ってた時点で既に【勇者の故郷】に追いついたことにもなるし、今回のようにいろいろと試行錯誤、練習を重ねたことでまたひとつの壁を越えたと感じた時、それが【勇者の故郷】を超えたと感じた所以なのかもしれないとも思った。 とにもかくにも、ようやく光が見えてきた。あと一息。
壁は越えたが『完成』ではない。 まだまだ壁は存在するかもしれないが、とりあえずは発表会というひとつの『区切り』を見据えて進んで行こうではないか〜。
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