1歩といわず、5歩くらいさがって 改めて自分を見てみるといい。
さぞ小さな泥沼の中で 私はもがき苦しんでいることなのだろう。
果てしなく長い距離を走ってきたようで 実はそれは手のひら程の距離に過ぎなかったり。
スグ目の前に塞がる壁が スグ目の前にあるものだから あまりにも大きく感じて そこで視界が終わってしまっている。広く持てない。
数歩下がればいいのだけど 背中越しにも壁があるから 視野は狭いままである。
前に踏み出すには この状況を打開するには 壁を壊すしかない。 だから必死に壊そうとしている。
それを遠くから見れば見るほど なんて小さな世界でもがいているんだろうかと さぞ滑稽な姿に見えるに違いない。
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