2008年09月09日(火) |
久しぶりに そして 唐突に |
最近は調子よかったのに。
久しぶりに、そして、唐突に来た。
『情緒不安定』
仕事して芝居の稽古行って深夜に帰ってきて それから寝る前にピアノを弾くまでは いつもと何も変らなかった。
眠れなのはいつものことなので 入眠剤を飲んで、効いてくるまでピアノと戯れる…というのがよくあるパターン。 この日も、服用後いつも通りにピアノに向かった。
途中まではなんら変わりなく弾いていた覚えがある。 1曲弾き終えた後、弾いてる最中に届いた携帯のメールも この時はなんら滞りなく返信していた。
だが… どれくらい弾いた後だろうか 気が付いたら手が止まっていて…ただ鍵盤をじっと見つめていた。 そして、思い出したようにまた曲を弾き始めて、弾いては止めての繰り返し。
そうこうしてるうちに…入眠剤が効いてくる。 いつもなら少々意識が朦朧としても、あと一曲…あと一曲…と プリ蔵に食い下がる日のほうが多いのだが。 驚くほどアッサリと電源落としてカバーを被せた。
たまらなくなって布団に入る。 だけど考え事は止まらない…。 やがて、何を考えているのかもわからなくなるくらい意識が朦朧としてくる。 薬が効いてまぶたが重くなっているのが自分でもわかる。 だけどこの時は何故か不安な気持ちだけは全然かき消されなくて。
そんな気持ちのまま…眠ってしまうのがイヤでイヤで だけど、薬の効果は容赦なくじわりじわりと意識を侵食していく。 やがて、そもそも何を考えていてこんな不安な気持ちになったのかさえも わからなくなってしまう。
いつもなら、薬の効果に身をゆだねて…あっという間に落ちてしまうのに。 この日は… そんなスッキリしない気分のまま眠りについてしまうのが、 逆に余計に怖くなって 必死に考えていたことを思い出そうとして いつもなら忘れようとするはずなのに、真逆の考えが働いて
意味があるかどうかもわからない抵抗を続けようとしたのだと思う。
たぶん… 知らないうちにボロボロ泣いていた。
いや 間違いなく泣いていた。 直前まで…メールのやり取りをしていたから。
だがそのまま…抵抗する術なく、 私は入眠剤の力によって 自分の意思とは無関係に眠りに落ちていった。
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