夜は薬がないと眠れないクセして… 何も予定のない日の昼はアホみたいに眠りこけている。 ピアノを弾こう、とか、部屋片付けよう…とか、それなりに思うことはあるのだけれど 知らないうちに…眠りこけている。 夢を見て、うなされて起きて、また寝て… 気が付けば夏なのに窓の外はもう薄暗がりにまでなっている。
あぁ、何もしない(出来ない)一日だった。 そう思って…またしても気分が沈む。 つくづく自分一人になると、何もかもがどうでもよくなってくる。
布団の上に横になって ただじーっと目の前にある何かの箱を眺める。 別に箱の何を見てるというわけではないのに…時々箱の向きを変えたり、手の届く範囲で位置を変えたり… そしてまた、じーっと箱を眺め返している自分。
ふぅっと溜息をついた拍子に我に返る。 もうこんな時間か… そうしてまた気が沈む。 何も…出来ない。出来ていない。
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