2007年12月20日(木) |
シン・スンフン show@横浜アリーナ |
「バラードの皇帝」と称されてる歌手のコンサートって、やっぱりガンガンに聞かせまくりの、時には優しさに包まれの、また時には涙に染まりながらの大感動ステージものだと、普通思うよねー。
でも、それがさー、それがねー、ぜんぜん、じぇんじぇん、違ったのー。
バラード、確かに歌ってました、聞かせまくってました、でもあまり記憶に残らず(笑)。
じゃあ、なにが残ってるのかと言えば、楽しくて面白くてなんかずっと大笑いしてた私。
本当は、シン・スンフンは「バラードの皇帝」ではなくて 「コメディの皇帝」!? と、何度も錯覚しかけましたよ(爆爆)。
友人が、これはコンサートじゃないの「show、ショーなのよ」と言ってましたが、ぶはああああああ〜〜〜、もうなんでもいいや、なんでもござれ、楽しければ全て良しなのね〜〜〜(大笑)。
特に、通訳のチャンさんという方がいるのですが、これがただの通訳さんではないのです。 スンフンさんの言ってる事に自らの主観や感想も挟み込みながら通訳していて、これが本音とたてまえになっていて面白い。 たとえば「スンフンさんはこう言ってるけど、会場の反応は違う」というようなことを平気で言ったりするの(笑)。 スンフンさんもそこにつっこんでみたり、ボケてみたりするんだけど、それも漫才のようで、外国の歌手の方のトークでこんなに大笑いしたの初めて。 しかもこんな状態だから、トークが長い、さだまさしのコンサートのようでした(笑)。 チャンさんはコンサートの演出上、通訳というよりはピエロ的役割なんでしょうね。 でも通訳さんをこういうキャラで使うというのは、目から鱗でした。
そして、振り付けコーナーがあって、会場のみんなに歌の振り付けを教えてくれるんだけど、これが2回あって、振りは5パターン。 結構5パターンそこで覚えるのって大変なんだけど、会場との一体感もあって凄く楽しかった。
また、ステージ上の笑いをとる演出も歌の途中にもかかわらずチョコチョコあって(笑)、そんなんだからスンフンさんが歌の途中でこけてもこれは演出!?なんて思っちゃって、(演出じゃなくて本当にこけたのだけど)、だってその前に雪だるま君がこけたりする演出があったしね(笑)。
そうそう、ピアノはそんなに弾けないようだわね、猫ふんじゃった弾いてたくらいだから(爆)。 実はダンスもキレがあるとかじゃなくて、セクシーのかけらさえもないんだけど、そこがまた可愛いくも可笑しい雰囲気があって良いのよね。 「素敵〜」じゃなくて「可笑しい〜」って感じで楽しめるのよ。
歌が上手いという事はもうわかってるからこっちに置いておいて、ステージではもっと違うことで楽しみましょうって感じでした。 その違う魅力がギャップがたまらなくて、この新たなる魅力により惹き付けられました。
まったくスンフンさんって
ステージお笑い上手!!
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