慈雨の日記

2013年08月15日(木) 三日目、あぶくま洞、プライスコレクション展。




三日目は、もう帰る日。
でもガツガツといろいろ見て回る予定なので、
朝早めにあぶくま洞に向かう。
鍾乳洞の洞窟でだいたい40分程度の道のりを歩くというところ。
昨年、富士山の近くで風穴とか入ってあれくらい寒いのか?!と
思ったらそこは年中15度をキープしていて、冬は温かいくらいらしい。
当然今回は涼しかった。
道も富士山の近くのより広くて整備されてる感があり歩きやすい。
プラス200円で冒険コースと言うちょっと険しけど楽しいコースを
子供がいたら喜ぶよ、と売り場のおじさんに乗せられそこも歩いてみた。
子供じゃなくても十分楽しい。お年寄りはちょっと厳しいかも。
道が狭〜いところがいくつかあって、ふくよかな方は厳しいのでは?!
とちょっと思ったけど、楽しかった。
あぶくま銅、綺麗で涼しくてよかった。

それから、福島市内の方に向かう。
若冲が来てくれましたという、アメリカ人のコレクタープライスさんが
コレクションしている江戸絵画の展示会。
プライスさんからの復興支援として、福島県立美術館で開催されている。
本当は帰り道と逆なんだけど、私がどうしても見たくてみんなで行く。

途中、なんと帰省ラッシュにぶつかり、時間がかかりつつもやっと福島市に到着〜。
びっくりドンキーでご飯を食べる。
「びっくりドンキー」久しぶり。

それから美術館へ。
子供のための展覧会という要素があるのか、高校生以下は無料だった。
それが、もう、内容がとってもよかった!!
芦雪とか、酒井抱一とか、応挙もあったし、鈴木其一、そしてもちろん若冲!!
娘は酒井抱一がいいと言っていた。
主人は若冲の葡萄の絵。
私は若冲の鶏か、酒井抱一の12ヶ月のかなー。
あんまり詳しくないんだけれど、テレビとかで見たことある絵の本物が
ここにあると思うと、ちょっと感激する。
芦雪の白象黒牛図屏風のちょこと小さい犬も可愛い。
犬なのか、なんかの妖怪なのかしら?的風情。
それは出口の所で、屏風になっていて記念写真が撮れた。

こんなにたくさんの作品に触れられることってきっともうないんだろうなぁ。
贅沢な時間でした。

美術館の植え込みには黄色いテープが渡してあって
「放射線量が高いので入らないで」と書いてあり
福島の方はまだまだ震災と戦っているんだなぁ、と痛感する。

そして2時過ぎにうちに帰ろうということになり
ナビをセットしたらうちに夜7時着予定と書いてあって
みんなでげんなりしつつも家路にゴー!
取り立てて混んでもなくて(途中いつも混む橋でちょっと)
サービスエリアでおみやげをガツガツゲットし、
スーパーでお弁当買っておうちに本当に7時についた。

おうちには父が帰ってくるちょっと前に連れて帰ってくれていた
ニコがお出迎え。
娘を大喜びで迎えたが、私のことは「あれー、誰だっけ?」って顔をしてた。
おいおい。
実家で十分に可愛がってもらっていたらしく満足気でした。

無事で、いろいろ見て回れて楽しい旅行でした。


 < 過去  INDEX  未来 >


慈雨

My追加