| 2011年11月30日(水) |
か、勘違いしないでよねっ！？（※政治の話です） |
大阪Ｗ選挙が終わりました。
一応自分も府知事のほうには投票しておきました。
結果は下馬評どおり。有名な言葉に『勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし』という言葉があります。今回の選挙がまさにそれですね。
圧倒的に差がついたとか言う以前に平松氏陣営が橋下氏陣営に勝てる要素は一つとしてありませんでした。
テレビや新聞を少し見ただけですが、平松さんは相手に対するネガティブキャンペーンやってるばかりで橋下氏が問題に上げている、「大阪市内の二重行政」という問題をまるで棚上げにしたまま「独裁はイカンのです」と橋下氏のやり方に文句を言うばかり。
かく言う僕自身も橋下氏の強引なやり方はあまり良く思っていません。特に今回の自ら府知事を降りて、現職の平松氏を追い落とそうとしたやりかたは誉められたものではないと思います。本当に大阪都構想を民意を問いたいならば、今回府知事に立候補した松井氏を平松氏にぶつければよい話ではないですか。
が、それでも現状に甘えようとする平松氏の肩を持つほど目無しじゃないつもりです。
大阪は大変楽しい町で、ノリの良い雰囲気が大好きです。
ただ、問題点を多く抱える街でもある。その問題から目をそらそうとしている人間に大阪市長は任せられません。自分が大阪市長選に投票したわけではないですけどね。
だが、橋下氏には勘違いをしないで欲しいです。
選挙で勝ったからといって、「民意を得た」と今回問われた大阪都構想以外にもやりたい放題されるのはゴメンです。
今の日本の政治体制が民主主義だとは僕は認めません。
「選挙して首長を選べば民主主義」なんてアホらしい幻想だと思います。
選挙なんて、代表者や会議に参加するメンバーを決めるだけのものです。僕らの一票などでは、政治は何も決まりはしないということは、２年前の夏の衆議院議員選挙の結果で思い知らされたことでしょう。
あの時、一般市民に選ばれた民主党がやった政治のは民主主義なんかじゃない。党主主義ではないですか。現に「これをやります」と衆議院選挙に掲げて言ったマニフェストの何が実現しましたか。
しかし、逆を言えば、今の日本の政治制度でも民主主義になれる可能性があります。選挙で勝った人が民主主義で政治をすれば、その人の管轄内は民主主義になるのです。
政治は「誰が政治をするか」ではなく、「誰のために政治をするか」です。昔の封建制度は君主のための政治でした。今の民主党は「党のため」に政治をしているわけで。
「政治にはある程度独裁も必要」とする橋下氏ら維新の会。独裁も結構でしょう、本当に一般「市民のため」の政治になるならば。
はたして橋下氏は、一般市民のための政治をしていけるのでしょうか。そうだとして、政界の有象無象の圧力の中で、その志を忘れずにいられるのでしょうか。
どちらにせよ、投票が終わったら僕ら一般市民は政治の世界からは蚊帳の外なわけで。
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