言の葉孝

2009年07月05日(日) 東海道踏破の旅

 
 電車もある。
 車もある。
 飛行機もある。
 さらにリニアモーターカーの運行も現実となる昨今、ますます日本はせまくなっていくんだなぁということを感じている今日この頃です。

 そして旅行について考えました。

 そもそも旅とはただ単に遊びに行くことなのでしょうか。
 否、なかなか行けない場所にいくことで日常から自分を切り離し、気分転換と、日常の大切さを振り返ることに意義があるのではないでしょうか。

 しかし今は日本のどんなところへも一日で行くことができてしまいます。携帯電話で簡単に知り合いと連絡が取れてしまうこともあり、それでは完全に日常を振り切ることなどできはしません。

 携帯電話はともかく、日本国内で遠い所なんてあまりなくなってしまったのですが、それでも遠い所に行くことはできます。
 そこに行くのに時間をかければよいのです。

 長い道程、それこそが旅の醍醐味の大きな一つであり、日常から自分を切り離す儀式のようなもの

 そんなわけで、昔の幹線道路である旧東海道を辿って、京都から東京まで徒歩で旅をしてみよう、ということを思いついたのです。
 無論、普通は二十日間くらいの旅程なので、「行き着いたところから電車で帰って、次回はその駅から再開する」という形で行きたいと思っております。

 土曜日は三条大橋から、大津、草津と歩いてみたのですが……かなり迷いました。
 今の国道1号線とまではいかなくても、昔の幹線道路というからにはそれなりに立派な道で分かりやすいのだろうと思っていたのですが、とんでもない。
 やたら地図を調べてみましたが、市街地をクネクネ曲がっており、普通の住宅街を通っている場合がほとんどです。おまけに持っていた地図があまり分かりやすくなかったので、あまりそのままをたどることは出来ませんでした。

 あと、慣れない身ではかなりつらかったです。
 一応草津で泊まって、日曜日に石部あたりまでは行こうと考えていたのです。しかし草津にたどり着いたころには歩くのがかなり辛くなっていたので、宿泊代が無駄になると判断して帰ってきました。

 今回の旅は写真付きで記事にまとめようと思っているので、詳細はしばらくお待ちを。

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