2009年01月29日(木) |
素人なりのリストラ考 |
サーバが老朽化して、入れ替えなければならないところでも「今はちょっと……」と断られてしまう今日この頃。 不景気の波はひしひしと感じられてきましたが、情報によるとウチの会社も、人件費を削りにかかったようです。
明日、管理職が全員呼び出されるという、不穏な空気に、情報収集に余念のない上司が、先に東京で行われた同じ集会に参加した人の話を聞いてみると、管理職以上の給料カットが始まったのだとか。 僕ら一般社員は、組合に守られているので簡単には給料カットはできないのですが、どうやら昇給は罷りならないようで、組合との交渉が2月から始まるみたいです。
先日、NECトーキンが一万人をリストラしたというニュースが流れました。その前も何千人という単位で人員の削減が進んでいます。 経営学のど素人としては、いくら人件費を削減するためとはいえ、あまりばっさり解雇するのはまずいと思うのですよ。
僕の所属している営業部は、若手4人、ベテラン4人、部長、アシスタントの十人構成なのですが、明らかに経験不足の若手が多すぎて予算達成に四苦八苦しているという状況です。 なんと若手陣の一番上とベテラン陣の一番下の差が十年近い。その原因は途中で新人採用を止めていた年が何年も続いていたためと、中堅層がごっそりと退職していた経緯があったため。 それは僕の入社する前の話なので詳しいことはあまり分かりませんが、明らかに、戦力のバランスがよくない状況となっています。 いくら中途採用をしたって、その会社のルールに慣れるのにどれだけかかるかわからないですし、やはり生え抜きの人がそれぞれの世代にいくらかは必要です。 だから、給料カットという形にしたうちの会社は賢明なほうだと思います。経費削減の効果としては、あまりに微妙だとは思いますが。
また、人員削減をするなとは僕は言えません。ただ、成績の悪い人を片端からやめさせるのは危ないと思います。 リストラって、ある意味盆栽の剪定に似ているところがあると思います。成長するには枝葉を刈っていく必要があるわけですが、気に入らない葉をどんどん刈ってみると、遠くから見たらものすごく不格好になっている、なんてところとかですね。
よくわからん結論になってしまいました。さすが素人。 しかし、解雇された何万何千人の人たちって、今、どうしているのでしょう……?
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