電車の帰り道に、ずっと以前に興味の向くままかって、そのまま鞄に入れたままにしてあった『殺人病院−誰も欠けなかった病院の裏側−』(五島誠二・著/彩図社)という本を読んだ。 病院に従事していた人が、どれだけ病院を安易に信用することが危険かを、具体的なエピソードを交えて説いたものである。
そのエピソードの恐ろしいことといったら。「もうけのために患者をだます病院」「手術をしたがる病院」はありがちな話だが、「給水タンクが錆だらけ」、「ゴミ箱に落ちた点滴の針をそのまま患者に刺す看護婦」など想像するだけで背中が薄ら寒くなるような、怪談も真っ青の怖い話だ。 病院を選ぶときには気をつけなければ。
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