先月にプレイした「逆転裁判2」。僕はすっかりその世界にハマってしまい、絶対に他のシリーズもプレイしてやろうというつもりになった。 で、年始にプレイしたのが「逆転裁判3」である。「3」は「2」よりたくさんの前作ネタが仕込まれており、すでにプレイしている身としてはニヤリだが、「3」から始めた人は分からないことが多すぎて困るのではないだろうか。
始め検察側から推測される事件、そこからなるほど君がつきつける不可解な点、それを合わせて真相が明らかになるという魅力的な基本スタイルはそのままだ。
ただ、「2」をプレイしていた時はさほど気にならなかったが、ちょっと真相が似たり寄ったりなところが多いな、と思う。 たとえばニセモノネタである。検察側は、被告人を犯人とする証拠としてよく、現場写真を持ち出してくるのであるが、これはかぶり物や衣装を着けている場合が多く、「ここに写っているのは被告人ではない」という流れはもはや定番と言ってよいくらいよく出る。 また、証言でも「自分は○○が××しているのを見た」というところも「実は○○は被告人ではなかった(とは言い切れない)」という結論に持っていく。
まあ、証言や証拠から矛盾をみつけて、状況を逆転させるというコンセプト上、こういったネタになりやすいのは仕方がないが、もう少し捻れないものだろうか。
しかし、「1」から連綿と受け継がれるストーリーと各事件に登場するキャラクターの素晴らしさは相変わらずだ。今回の「3」の場合は、ライバルの御剣検事をなるほど君の代行弁護士として法廷に立たせるイベントがあり、事前にこの情報を持っていた僕はこれが楽しみで「3」を手に入れたようなものだった。
それに、「3」では真犯人を追いつめるあと一歩のところまで緊迫した状況になると証言と尋問のBGMが微妙に緊迫感の加わったバージョンに変わるのがいい。前から思っていたが、逆転裁判シリーズはBGMが結構素敵だ。「3」の怪人のテーマとか探偵のテーマとか結構秀作だと思う。
まだ熱が冷めていないので、まだ何周かは楽しめそうである。 残るは「1」(もしくは「蘇る逆転裁判」)だが、これの見どころは生前の綾里千尋女史の事件と、御剣検事を弁護する事件である。
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