ゴールデンウィークでもそうだったが、うちの会社は基本的に休みを取ることに熱心で、正月休みも29日から来月の7日まではずっと休み。したがって、今日が仕事納めの日となる。 仕事は基本的に“半どん”で、昼からは掃除をすることになっていた。昨日の注文書はそれが終わるころに舞い込んできたのだが、その時、発注処理を行う部署はすでに業務を停止していたので、実際に受注伝票を入れるのは来月の初日になる。
今年は多少、調子がよかった年だったせいか、今年一年を締めくくる全社イベント「納会」は、会社の入っているビルの最上階にあるレストランを借り切って行われた。抽選やクイズ大会などのイベントも盛り込んだ大イベントだ。 証言によると、去年などは「事務所で紙コップに入れられた日本酒で乾杯をして終わり」だったらしいのだからその景気の変化もうかがえようというものだ。
抽選は入場時に渡された番号で行われた。僕が受け取ったのは「108」。足せば9(カブ)でありつつ、四苦八苦(4×9+8×9)をかけて人間の煩悩の数とされる数字だ。 いろいろな意味で象徴的と言えるその番号はなんだか当たりそうな予感がしていたのだが、何と本当に抽選の一番初めで呼ばれてしまったのである。
だが、当たったのがただのタオルとはこれいかに。正直、納得がいかない。
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