さて、今頃はまぶたの落ちるのを必死でこらえながら全国の小中学生が夏休みの宿題に明け暮れる中、理不尽にも大学生の夏休みはまだまだ続く。この事実は彼らには決して知られてはならないものだと思うのだが、どうだろう。
済まない、少し酔っている。(酒は一滴たりとも飲んじゃいないが)
【モモサポの活動・楽器作りの材料確認】
9月の半ばごろ、モモサポでイベントをやる。和泉市50周年記念ということで、ジャズストリートという計画があるのだが、その一環で我々モモサポは『エコ楽器作り』をするのである。
要するにペットボトルだの、空き缶だのを使って楽器を作るのであるが、これがなかなか曲者だ。まず材料だ。普通にペットボトルとか使えばいいものの、木箱なんぞを要求する。それを加工するために糸のこだのキリだのが必要だというのだから、あんまり気軽にできるものではない。
今回のイベントの対象は子供である。子ども会を読んで客筋を確保する算段は立っているが、この客層が微妙なのだ。子供にキリで穴を開けたり、糸鋸で木箱を切り刻ませたりするのはいかにも危ない。 昨今、子供の事故が増える一方でそんな事故を起こした日には、その損害補償の為に我々は壊滅的な打撃をこうむるだろう。
よって、あんまり危なくない作業でできる楽器を選ぼうにも、なんか二つの紙コップの口を張り合わせてつくった容器に小豆や米を入れるだけのマラカスもどきなど、子供でも簡単すぎる楽器しか残らないのである。 もうちょっと、こう、はさみとかノリで和やかに作業をしつつ、それなりの苦労の上にできる楽器はないものだろうか。それでいてあまり起用でなくても形になり、演奏すると感動的なほど大きな音が出るものがいいのだが。
【アイデア出しの飲み会】
夕方、モモサポの後輩(年齢は同じであるが)ワキニシ君(仮名。イニシャルであると同一であったりする可能性もあり、読みにくくもあるため今後も実名部分は仮名とする)の召集によるアイデアだし会議をかねた飲み会に行った。
俺は正直あまり気が進まなかった。 本人曰く、熱い思いを楽しく語り合いたいらしいのだが、俺にはイマイチその趣旨は理解できない。俺に言わせれば、「楽しい」は結果であり、「熱い想い」は言葉ではなく行動にこそ示されてしかるべきである。 去年卒業していった、タニナカさん(仮名)もそうだった。たまにしか抽象的な「熱い想い」は口にしなかった。みんなが追っていた背中は、演説をしていた彼ではなく、いつも懸命に動いていた彼の背中だ。 だがワキニシ君の場合はその逆だ。「俺は〜したい」「俺はこういうのは違う、こうやと思うねん」と、言葉を重ねるばかりだ。
残念ながらモモサポの活動に専念し、一生懸命になれるやつは今のモモサポにはあまりいない。行動の伴わない言葉にそんな俺たちを一生懸命にさせ、彼と同じように熱い想いを抱かせる力があるだろうか。
暗い話は置いておいて、結果的に飲み会は楽しいものになった。俺から見てあまりモモサポへの所属だけで満足し、活動自体はきわめて受動的に行っている面子が顔をほとんど出さず、ワキニシ君を初め、熱い想いを持っている者ばかりが集まったのがその一因かもしれない。
しかし上記のとおり、俺はあまり乗り気でない会議だったのだが(どうせ実用性に乏しいアイデア満載で不毛だと思っていたから)、ふと使えそうなネタが上がるととたんにテンションがあがってもうわけの分からない状態に。
特に大うけしたのが「油ドッジボール」
スポーツミニゲームみたいな企画があって、そこでふと「油を塗りたくったボールでドッジボールをしたらどうだ」と言ってみたら物凄く笑われた。 たしかに面白そうだと思ったからいったんだが。ほら、「受け止めようとしてツルッ」とか「触れたくないからよけまくるけど外野は不幸だな」とか。 普通にスポーツさせるんじゃなくてめったにない趣向でないと客はこないじゃないか。
ハイテンションでアイデアを語っていたら、しまいにコマチ君(仮名)に言われてしまった。
「想さん、お酒飲んでませんでしたよね」
酔ってるように見えたらしい。 そのとおり、俺は酔っている。酒には酔えないが、自分や雰囲気には酔えるタイプだ。酒抜きで酔えるなんて経済的でいいじゃないか。
おもったより有効なアイデアも出たことだし、割と盛り上がったので、この場をセッティングしたワキニシ君には感謝しよう。
web拍手レス(エラそうなことを言ってしまった、俺はこれから自分の言葉が返ってこないように人一倍動かなければならない)
本日も拍手コメントはナシ。
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