2005年08月15日(月) |
アジアが動く終戦記念日の日 |
今日は終戦記念日って事で、今日の朝刊・夕刊、ニュースと共にこれ系統の記事がたっぷり詰まっていました。
まずは前日である1945年8月14日。これ、大阪大空襲の日であります。多大な被害が出たそうで、今年はピースおおさかでその8656名もの犠牲者名が刻銘された記念碑の完成除幕式が行われたそうです。 ちなみにいっておきますが、日本は8月10日にすでにポツダム宣言を受諾する旨を米国に伝達しております。 しかし日本軍が戦闘を実際に停止したのは8月16日のことなので、別に攻撃をしちゃいかんというわけではありませんが、それでも攻撃してくる日本軍を迎撃、もしくは攻撃するならともかく、余った爆弾を処分するのに大空襲して一般市民を虐殺することないじゃないか、と僕は思います。
さて、終戦記念日ですが、この日は一体どういう日なのでしょう? 上記の通り、日本は8月10日の時点でポツダム宣言を受諾の旨を米国に伝達し、8月14日に昭和天皇に判断を仰いで正式決定としました。そして、8月15日に玉音放送でもって国民に告知、8月16日には各地の日本軍に戦闘停止命令が下されたのです。 ポツダム宣言に調印し、正式に降伏したのは9月2日なので、正式な終戦記念日はこの日であるとも言え、実際にアメリカではVJday、つまり対日戦勝記念日としています。国際法上の正式な日付けではサンフランシスコ平和条約が発効された1952年4月28日が終戦の日、とされております。 このように、節目節目で終戦記念日と言える日が存在するのですが、8月15日が正式に「戦没者を追悼し平和を祈念する日」として終戦記念日を法律で定めたられたのは1982年4月23日の閣議決定によるものであります。 理由としてはやはり「国民全体が終戦を自覚した日」であること、それに御盆の期間に当たることから、戦没者を思い起こすには相応しいということなのでしょう。
さて、今日の読売新聞では各党の戦争に対する談話が掲載されておりました。(リンク先は時事通信による同様の記事) 本当に戦争の話題になると各政党の姿勢に色が出てて、面白いです。
政党といえば、小泉首相は8月15日の参拝は行わなかったそうですね。自分としては「行くんじゃないのか」と思っていたのですが、まあ、今度の総選挙は「郵政民営化に争点を置きたい」そうなので、余計な話題を持ち上げさせたくなかった、という見方はもっともだと思いますが。 それでもマスコミ戦略か、昼のワイドショーではなぜ小泉首相は靖国にこだわるのかということについて中学時代の友人の話などを取り上げて紹介し、「きけ、わだつみのこえ」が愛読書であり、総理大臣になる前から参拝はしていたと強調されていたコーナーがありましたが。
ちなみに海一つ隔てた大韓民国では8月15日は光復節といって、1910年の韓国併合条約以来35年に及ぶ日本の支配から解放された日であり、1948年8月15日は大韓民国が成立したとされている日です。(※実際。の建国は8月13日。また、韓国の建国記念日・開天節はこの日ではなく伝説上の檀君王倹が王朝を開いたとされる10月3日)
さて、今年の光復節、韓国では南北共同の光復節「民族大祝典」が14日から開幕されました。 今日なんかは南北でやむなく離別させられてしまった家族をケーブルテレビ越しに再会させる特別番組などが行われ、南北融和の色を強調したようです。 うん、いいことだ。どうせ北朝鮮は一つの国になろうとしても金正日政権の持続を要求するし、そんな条件は飲めないから実現は低いでしょうが、もともと大まかに一つの民族で共感はしあえるんですから。 でもさ……波田陽区風に、ちょっとはっちゃけていい?
♪わったっし、大韓民国。「日本が再び軍国主義にならないように、靖国、扶桑社の歴史・公民教科書に反対してきた」って、いうじゃな〜い?♪
でもあんたが仲良くしようとしてる北朝鮮は現在進行形で軍国主義ですからっ……残念っ!
「同族だったら軍国主義許してもいいってのか!?」斬り!
ちなみに拙者、公示前から各政党の動きを追う記事に飽きを感じてますから! 切 腹!
web拍手レス(太平洋戦争の犠牲者となり祭神として靖国神社に祭られている人々の数は213万3915柱)
今日は拍手コメント無し
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