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2007年07月04日(水) |
プリンスリーグ 上位リーグ vs.高川学園戦 |
毎年のことだけれども、3〜6月は、世代別代表に、就職活動(サテライト練習参加のこと)で、主要な人が抜けがちなので、ほんとうに久々にフルメンバーのユースを見た。
場所は福山、竹ヶ端。 スタメンはこんな感じ。
----不老---中野---横竹------- -----------内田-------------- --------岡本--篠原------------- ---山根--佐伯-佐藤--大西---------- ------------原-----------
横竹→大崎 中野→安武 篠原→板倉 内田→小西 不老→タマちゃん。
立ち上がりから、引いて守る高川学園を相手に、優位にゲームを進める。 個人能力で勝るサンフレッチェが、圧倒的にボールを支配。 篠原・岡本のWボランチが絶妙のバランスで、ゲームをコントロールする。
1点目は、前半7分、篠原くん、不老くんとつないで、後ろから飛び込んだ内田くんが左足を一閃、ニアポストを掠めながらボールはゴールに突き刺さり、先制。 2点目は、その5分後、横竹くんがドリブルで突破しようとしたところを、高川DFたまらず、ファウル。PK。彼がボールを持って、セットした瞬間に、「これは決まる」みたいな雰囲気があった。PKに自信がある人は、後ろ姿が違う。 3点目。岡本くんのドリブルから中央にパス。不老くんのポストに中野くんが走り込み豪快に右足を振り抜く。彼らしい野性味溢れるゴール。
圧倒的なまま、前半が終了。 後半、内田くんが左サイドでボールをキープ。絶妙のスルーパスから、山根くんが抜け出し低めのクロス。中野くんのダイビングヘッドでゴールゲット!これで4点目。ヘディングを苦手にしている(背が高いくせに)中野くんだけに、これは嬉しい得点。
ここで、横竹くんに代って大崎くんがIN。
5点目は、左サイドでボールを受けた中野くんが、中央にカットインし、シュートフェイントを入れて、内田にスルーパス。GKと一対一になった内田くんが、得意の左足でファーサイドに沈める。
そして、ゴリさん、ここから、若手に(いや、みんな若いんだけども)経験を積ませるために、次々と交代カードを切る。…が。。 なぜか途中から入ったのに、交替選手の運動量が極少で…。 噛み合わないまま、セットプレイから失点し、そのままゲーム終了。
ゴリさんも、「もっと、個を挙げていって、層を厚くしないと…」と反省の弁。 来週の予定などをイロイロ聞いていると、土曜日のプリンスの後、日曜日に経済大学と練習試合をするということ。でも、ゴリさんはいないらしい。 「ボクは、ちょっとカナダに行ってきます。柏木槙野、平繁の、個人的なファンなんで(笑)」と冗談をおっしゃられていたが、日本戦も含め、10試合ガッツリ観戦の、過酷な研修(視察)のようだ。 帰っていらしたら、世界のユース世代についての話を、いろいろと伺ってみたいな。
MVP…岡本知剛くん。超高校級を超えた働き。なんて表現すればいいのか?神の領域?(笑)常に4つぐらいのプレイの選択肢を持ちながら動いている印象を受ける。そして、しっかりと体の向きを作りながら、ブレのないトラップから、最適な場所へボールを送る。以前から視野の広い選手だったが、さらにプレイエリアが広がっている感じ。サイドチェンジ、スルーパス、ワンツー・機を見てのドリブル、スペースへの飛び込みなど、多彩な攻撃パターンを披露してくれた。柏木の高3時代ぐらいの域に、高2で到達している。恐るべし。
MIP…中野裕太くん。春先の一時の不調を脱して、よりパワーアップして帰ってきた。前線でしっかりとボールキープをして、チームの基準点を作りながら、前を向いての仕掛けなどで前線の中心になっていた。この調子を持続して、残りのプリンスリーグとクラセンでも大暴れしてほしい。
MIP…篠原聖くん。岡本くんの影に隠れがちだが、彼のバランスの良い攻守の働きが、チームに安定をもたらしている。その証拠に、篠原くんが代ってしまった後、岡本くんの前線への絡みが減り、攻撃が停滞気味になった。安定したボールキープと捌きで、しっかりとゲームを作り、岡本くんを前に押し出してあげていた。なによりも、ゲームの流れを見る目が成長している。
そのほか…内田くんは、得意の左足で観客を楽しませてくれた。2得点とも左足なのはもちろんだが、観客を一番沸かせたのは、35M級の超ロングフリーキックを、助走を長く取って、枠を狙ってきた瞬間だろう。あとは、消える時間を少なくして、流れの中でもっと多くボールに絡みたい。
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