読書記録

2024年12月15日(日) ははがうまれる / 宮地 尚子



 頼りない自分が、母親になり、子どもを育てていく。とまどいだらけの日々が続くが、それでもなんとかなっていく。子どもは物理的に大きくなり、精神的にも成長していく。
「はは」になった人間もまた、精神的に少しずつだが成長していく。
 人間が、新しい人間に出会い、影響を与え合い、変容していく。そんな風景が「ははがうまれる」という言葉の奥行きに、広がっていくとうれしい。



二〇一〇年から二〇一五年にかけて、月刊誌『母の友』に掲載されたエッセイを、まとめたもの。

著者は大学院教授、精神科医師、医学博士。














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