読書記録

2024年12月04日(水) 善医の罪 / 久坂部 羊


内容紹介 意識不明の重体だった男性を、主治医の白石は、家族の同意のもと尊厳死に導いた。3年後、カルテと看護記録の食い違いが告発され、医療業界を揺るがす大問題へと発展。検察は彼女を殺人罪で起訴し…。現役医師による医療小説。


第二章 の 主人公白石ルネを陥れようとする麻酔科医の登場で以前 読んだ物語だと気が付いた。

前回は単行本で、今回は文庫本で。



「世間が尊厳死や安楽死に目を向けないのは、死を肯定する議論に関わりたくないからだ。命の尊さとか、生きることの大切さを言い募る連中に顔を向けているほうが、楽だからな。でも、そういう人が多いかぎり、状況は改善されない。自分に死が迫ってから、尊厳死や安楽死を望んでも遅いのに。そうだろ」





















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