読書記録

2024年02月05日(月) 行きつ戻りつ死ぬまで思案中 / 垣谷 美雨


 人づきあい、老後のあり方、家族のこと、そして自分のこと…。「よくぞ言ってくれた!」と思わず膝を打つ、ベストセラー作家が自分をさらけ出したエッセイ集。『小説推理』連載を書籍化。


著者は私より9歳年下だが、共感することも多く面白く読んだ。
うなずくことも多かった。

著名な成功者の無責任な発言に憤りを感じる。

一度母になったら死ぬまで母である、母を辞めることはできない。

いちばん納得したのは親も自分も赦そう、ということ。

自分も親だから毒親という言葉は使いたくない、が 親は嫌いだった。
男のほうがえらいというか優れているという亭主関白・男尊女卑の父と、そんな夫の愚痴ばかりだった母との間で私は早くからえん世を感じていたから。

しかし、親は生きていくのに精一杯で余裕がなかったのだと今なら思える。
だから親を赦すし、私も赦されたいのだ。
それにつきる!!










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