読書記録

2023年08月13日(日) おおあんごう / 加賀 翔


 タイトルである「おおあんごう」とは、岡山弁で「大ばかもの」という意味の方言


岡山の田舎の小さな町。細いゴリラのような父に振り回され、繊細な心を削られて生きるぼくだが、凛とした母、ふんわりしたおばあちゃん、に救われる。

電車が入ってきてドアが開く。父は降りてくる人たちを待たずに乗ろうとして人とぶつかりそうになり、
「邪魔じゃあほうが」
と無理やり押しのけて乗り込んだ。もう父の近くにいるのが嫌だった。




 お笑いコンビ・かが屋の加賀翔の初めての小説というが、そのコンビのことは知らなかった。
でも読みやすいし、少年だった ”ぼく”が 純朴でよかった。











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