読書記録

2019年01月29日(火) 許せないを許してみる / 籠池  諄子

 
  籠池のおかん「300日」本音獄中記


籠池夫妻が決していいとは言わないけれど、夫妻だけが拘留されるのはオカシイと私も思う。
証拠隠滅とかいうけれど、それをしたのはむしろ公権利用の安倍さんだとたいていの人は思ってるるはずだ。
そんな異常な長期拘留の最中、担当弁護士に送り続けた400通以上の手紙をまとめたもの。

安倍さんと明恵夫人、それに稲田朋美元防衛大臣らの裏切り、家族への思い、そして何より夫への愛情がいっぱい綴られている。

世間からは森友加計問題と一緒にされがちだけれど、諄子さんは違うと言い切る。
加計理事長は政府専用機にも乗せてもらえるくらい安倍総理大臣と親しいから、親密度が違うのだと。

籠池元理事長はただ純粋に未来の子供たちを育てる学校を作りたかっただけなのだと。

何より私たちが知らない拘置所の様子がよく分かる。
孤独な独房、看守のいじめ、最初の8カ月は家族との面会も許されなかったようだ。
時間だけはたっぷりある中で、今までの人生を振り返り反省し、それがだんだんにこうなったことも何か意味のあることだと思えるようになって、生かされているのだとすべてのことに感謝するようになる。

籠池元理事長との間に5人の子をもうけ、たっぷり母乳が出たものだから、それを搾乳して未熟児に与えていたというのだからスゴイ!

気質的には私も共感のもてる大阪のおばちゃん、そのものだと感じた。




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fuu [MAIL]