表題作「あひる」 田舎の家の初老の夫婦と医療系の資格をとるために勉強中の30代とおぼしき娘の3人家族、そこに知人から譲られて飼うことになったあひる。その あひる を見に来る近所の子供たち。 その子供たちのために あひるを買い替える夫婦にとって、子供たちの来訪はいつしか生きがいのようなことになっていくのだが、息子夫婦のおめでたで同居することになった。
2編目の 『おばあちゃんの家』 それの続編のような3編目 『森の兄弟』
これは確実に読む人の年齢によって感じ方が違うように思う。 小学生でも読めるような易しい文章なのだが、何気にざわざわ感が残る不思議な物語。
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