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2006年06月04日(日) 暦について(3)

今回で、暦のお話は一旦終了させて頂きたいと思いますが、最後のお話は「旧暦」についてです。

暦をお伝えする上で、やはり旧暦もとても大切になり、今もなお、皆様の生活に大きく関わりがあるものとなります。しかしこちらも言葉は知っていても、あまり詳しくご存知でない方も多いと思います。

旧暦とは、一般的に天保暦(太陰太陽暦)の事を言います。当時の政府が、明治5年11月9日に「暦を変えますよ!」という事を言って、明治5年12月2日まで使われ、次の日はもう明治6年1月1日となりました。

どうして、こんなにも急に暦を変えたのか・・・。
それまで使われていた暦は1年が354日で、今の365日と比べると1年で11日程短くなり、このずれが3年間で1ヶ月となります。そのズレをなくす為に、今現在、4年に1度うるう年があり、2月29日が挿入されるように、3年に1度、うるう月という1ヶ月が挿入される年がありました。3年に1度は、1年が13ヶ月あった事となります。

1ヶ月の数が多ければ、それだけお給料をもらう回数も増えますが、逆に払う方は大変でした。当時の明治政府は非常にお金に困っていたといわれています。暦を変えた翌年の明治6年は、1年が13ヶ月あるうるう年だった為、「官吏」という今の公務員にあたる方々には、お給料を1年で13回払わなければならない状況がございました。それを防ぐ為に改暦をしたと言われています。

前置きが長くなってしましましたが、それがどう皆様に影響しているか。たとえばお祭りや伝統行事などは、いくら暦が変わっても、簡単に新しい日付で同じ日にやればいい。とは決めがたい部分がございました。

例えば・・・。今、もしも暦が変わって1ヵ月程のズレが生じたとします。しかし、皆様の誕生日や結婚記念日、恋人と付き合い始めた日など、急に暦が変わって日付がズレたとしても、やっぱり「昔の暦で言ったら今日で○○歳になるんだ。本当は今日で付き合い始めて1年だね。」など、昔の暦で考えられるのではないでしょうか。

それと同じように、神様をお祭りしている伝統行事、いわゆるお祭りでは旧暦を基に開催されたり、ご先祖様をお迎えするお盆は、地域によって旧暦と新暦のズレから、行う日付が異なる状況がございます。また、当サイトをご覧になる方の中には、占いに興味がある方も多いと思いますが、旧暦を使った占いも多数あり、その結果を左右する面もございます。

他にも沢山の事がございますが、例えを上げたり、暦の事お伝えして行くとキリが無い為、旧暦を含め、三回のお話をもって、ここで一つ区切りをつけさせて頂きたいと思います。
毎日の中では、あまり深く気にされる事はございませんが、今なお、日々の生活において皆様に大きな影響を与える部分が多い為、本当に簡単にお伝えさせて頂きました。少しでもお役に立てば幸いに思います。



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