先日、とあるゴミ出しの日に、ご年配の方を助ける若い人の 姿を見かけました。杖をつかれている方にとっては、ゴミを 持って道を渡る事も、道路と歩道の少しの段差もとても大変 そうで、歩み寄ろう・・・としたその際に、その若い方が手を 差し伸べていらっしゃいました。 かと言えば、飲み物のゴミを人気のない道端で、隠すように コソコソと捨てていったり、平気でポイ捨てをされる方など、 見ていて目を疑うような事が多々ある状況は、とても悲しい 事だな・・・と感じます。 そんな風に、全てのものは心が先に表れ、心を主として、心 から成っている部分がございます。善い心で発言をし、行動 を起こせば心は豊になり、楽しく幸せなものとなります。逆に 汚れた心で行動、発言したりすれば、行いに対する苦しみが その人に返ってくる部分がございます。 それはちょうど、影が形に添うように、その人の心そのまま、 影がはっきりと表れて参ります。 心が清らかであれば、歩む道は平で、安らかに進む事が出来 ますが、汚れれば道は平でなくなり、曲がりくねった道を自分で 作り歩まなければなりません。 皆様におきましても、身と心の清らかさを保ち、静かな安らぎ を得て、ますます努めて下されば幸いに思います。
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