2005年03月27日(日) |
部屋の大掃除や模様替え(2) |
先日の便りを掲載した後に、「部屋の掃除をして片付いた、 また、色々な物を捨てたり、リサイクルしてスッキリしました。」 と沢山のお返事を頂きました。本当に、ありがとうございます。 そして、物を片付けたり、捨てる事には、とても大きな意味が ございます。 結論からお伝えしてしまうと、心の強い人ほど物を必要とせず 逆に弱い人ほど、身の回りに物がないと寂しい、不安な気が する・・・という部分があり、そんな執着から片付けられない、 捨てられない傾向にございます。 一つ例え話をしたいと思います。 ここに、ひとりの人がいて、長いたびを続け、とあるところで 大きな河を見て、こう思った。この河のこちらの岸は危うい が、向こうの岸は安らかに見える。そこで筏(イカダ)を作り、 その筏によって、向こうの岸に安らかに着く事ができた。 そこで「この筏は、私を安らかにこちらの岸に渡してくれた。 大変に役に立った筏である。だから、この筏を捨てることな く、肩に担いで、行く先へ持って行こう。」と思ったのである。 上記の文章を読んで、皆様はどのように思われましたか? 身の回りに、筏になるようなものはございませんか? この事は物質的な事だけ関わらず、心の面にも同じ事が伺え ます。今までの成功と挫折、異性への想い、家族・友人との 出来事など、心という「部屋」の中に、感情という「物(欲)」が どのように置いてあるのか・・・。その様子によって、心の状態 が出来上がって参ります。 上記の筏の話のように、正しい事さえも執着すべきではなく、 時と場合においては、捨てなければならない。そして、正しく ない事は、尚更片付けなければならない、という部分がござい ます。 本当に物質的な物のように、持ち上げれば動く事はないの で、なかなか大変ではございますが、少しずつ、心のお部屋 (気持ち)の方もお掃除をして、スッキリしてみてはいかがで しょうか。
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