「 恋人 」 じゃなくなる日まで。

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2005年03月17日(木) ごめんね。


好きで好きでたまらなかった日とか。

愛していると強く感じた日。

大喧嘩して怒鳴った日や、大泣きした日。

はじめて彼の両親に会ったあの緊張感とか。

彼女ですと、彼の友達に紹介されるときのあの小恥ずかしい感じ。

繋いだ手のぬくもりとか。彼の香水の匂いとか。

彼の肌の温度、髪の毛のやわらかさ、調子のいい笑顔。




明日には、すべてが思い出になって、やがて消えていくのかな。

私にも他の人を愛する日が来るのかな。




料理を作った。

最後の料理。

荷物はすべてまとめた。

明日になればすべてが終わる。

明日になれば 私は 「 恋人 」 ではなくなる。

明日になれば 彼は 「 誰かの恋人 」 になる。



明日なんか来なければいい。







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あんなに、幸せだったのに。


春希

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